見本市の町、シウダーレアル② ~ダウン~ | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

さて、見本市初日、張り切ってホテルを出ました!初日に入れた商談は7件。他に気になるボデガもあったのでそっちも回りたい。


最初にビジネスセンターに登録しに行かないといけないのですが、パビリオンがたくさんあって、どこにビジネスセンターがあるのかと探していたら…。アルタミラさん、と声をかけられました。私の本名ではなく、アルタミラと呼ばれた(笑) え?と振り返ると、どなたかなって一瞬思っちゃったんですが、すぐに思い出しました。マドリード在住のnenaさん 。以前、サラゴサの見本市に出張した帰りにマドリードに立ち寄ったことがあって、夕食をつき合っていただいたのでした(その時の記事はこちら矢印 )。


FENAVINがある時はお手伝いしてるって聞いてはいたのですが、今、第2子を妊娠中と知っていたので、今回はお声をかけずにいたのですが、思いがけない場所(という訳ではありませんが)でお会いすることが出来ました。予定日は来月とおっしゃっていたので、既に臨月。大きなお腹で頑張っていらっしゃいました。お会い出来て嬉しかった~。


アポイントを入れておいた商談をこなし、フリーで見ている時に、又、声をかけられました。今度はバルセロナ(というか、ワイナリーの方とご結婚されて、現在はプリオラート)で暮らしていらっしゃる原田郁美さん でした。


その他、知っているワイナリーの人にばったり会ったり、さすが、スペインで一番大きなワインの見本市だけのことはあります。


実は私、写真を一枚も撮っていないのですよ。


今回、見本市滞在時間は初日の一日と、2日目は半日。全部で一日半しか時間がなかったため、初日は出来るだけ見て回り、2日目に写真を撮ろうなーんて思っていたんです。


ところがですね…。初日の夕方、何となくだるくて、ホテルに戻ってから脈を計ると早い。私の脈は1分間に50回くらいしかない徐脈なので、調子が悪い時は脈が早くなるのですぐに分かります。何となく熱っぽい気もしたので、薬局の場所を聞いて体温計と解熱剤を買いました。


体温計っていうスペイン語ですが、テルモメトロって言うんです。忘れもしない、20代後半にバルセロナに住んでいた頃、一人で北スペインを旅したのですが、ブルゴスという町に入ったとたん高熱が出て、ホテルで横になっていたことがあります。当時の私、体温計(テルモメトロ)という単語を知りませんで、辞書なんて持って旅していませんから、薬局へ行ったはいいが、説明が出来なくて、体の温度を計るものを探しています的な聞き方をしたところ、ああ、テルモメトロね!と売ってもらったのが体温計でした。


実は見本市の2日目を半日で切り上げて、マドリードに移動するのには訳があったのです。何故って、マドリードでは大事な再会が待っていたから…。それまでに絶対治さなきゃ!と。


案の定、熱がありまして、最初計った時は37度台後半だったのですが、夜が更けるにつれて体温が上がり、38度台後半に。39度、40度いったらどうしよう…私、結構急激に熱が上がる人なんです。だから、天井が回ったら39度とか、幻聴があったら40度とか自分の症状で大体の体温が分かります。


¡Viva ワイン! 見本市の写真がないくせに、唯一撮った写真がこれ。Facebookにもアップしたんですが…。薬局の人にすすめられた薬、パラセタモール。前は何でもかんでもアスピリーナ(アスピリン)だったのに、今は違うのね~と変な所に感心しつつ、飲みました。


結局見本市2日目はお休みをいただき、チェックアウトまで部屋で寝ていました。パラセターモール4錠目で36度台まで回復。飲み始めて18時間で治りました。助かった~!


しかーし、肝心な安くて美味しいワインを探すというミッションはコンプリート出来ず。


泣く泣くシウダーレアルを後にし、マドリードに向かったのです。


今回思った事なのですが、自分の体調管理も仕事のうちですよね。特に私のようにひとりで仕入れから販売までやらなければいけない者にとって、こういう大切なビジネスチャンスを逃すことにもなりかねない。遊び過ぎた感も否めない訳ではありませんが、そして年齢に逃げる自分も許せませんが、やはり若い頃と比較して体力がなくなったことは事実。そういう自分を認識した上で、ピークをどこに持っていくか(毎日全速力でがむしゃらに走れませんから!)、そのピークに合わせて体調管理をしていくことが大事なんだなと感じた次第。