シェリーの町、エル・プエルト③ ~ボデガス・グティエレス・コロシア(後編)~ | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

ソレラ・ファミリアルのシリーズは、アモンティリャード、パロ・コルタド、オロロソ、ペドロ・ヒメネスの4種類があるのですが、このアモンティリャードは近年「ナリス・デ・オロ」(直訳すると金の鼻)というソムリエのコンクールでスペインのベストワインに選ばれたそうです。


¡Viva ワイン! 写真(右)はスペイン国王のファン・カルロス氏。奇しくも、コロシアのオーナーと同じ名前です。


¡Viva ワイン! こちらがその賞状。ボデガス・グティエレス・コロシアのグティエレス・コロシア・ソレラ・ファミリアル・アモンティリャードは国内のベストワインに選出されました、と書かれています。


話が前後してしまいましたが、ボデガ見学の続きです。


¡Viva ワイン! この、一番奥に見えるのが、ソレラ・ファミリアルが入っている樽。しぇりークラブのお客様も見入っていたものがあるのですが…。


¡Viva ワイン! しぇりークラブのスタッフの曽我さんのサイン。分かりやすいですね~、「9.3.2012 結婚式をここで挙げました」、そうです!ここのボデガで結婚式したんです。


¡Viva ワイン! コロシアのボデガでもシェリーブランディーを作っていて、その名もエルカノ。ファン・セバスティアン・エルカノという実在の人物なのですが、マゼランが世界一周をした時にマゼラン船団の中のキャプテンの一人として、エル・プエルトから出航しました。マゼランはフィリピン辺りで原住民に殺されてしまったので、実際に世界一周をしてエル・プエルトに戻ってきたのは、キャプテン・エルカノ引きいる一団だけだったそうです。


¡Viva ワイン!
余韻の長い、しっかりした味のシェリーブランディーです。


¡Viva ワイン! そうそう、この画像を載せるのを忘れるところでした。お嬢さんのカルメンさんに説明を受けたのですが、最後はオーナーのファン・カルロスさんが登場して、とても珍しいフィノ・エンラマを試飲させて下さいました。エンラマとは、「生の」という意味で、シェリーはボトリングする前にフィルターをかけて沈殿物を除くのですが、エンラマはフィルターをかけず酸化防止剤も加えず、それこそフレッシュなフィノです。ベネンシアの中にフロールがあるのがご覧いただけるでしょうか?この時はわざとフロールをすくって取り出して下さいました。このフロールは体に良いので(抗酸化物質なのだそうです)食べてみなさいといわれ、しぇりークラブのお客様、召し上がっていらっしゃいました。


¡Viva ワイン! 無理を言ってボトリングしていただいた、フィノ・エンラマ。勿論飲んでませんよ~、お客様へのお土産にさせていただきました。


¡Viva ワイン! ボデガ見学のあとは、皆さんお楽しみの試飲。この、グラスが置いてあるシートに色々なお料理の写真が載っているのですが、各シェリーに相性が良いお料理がそれぞれのシェリーの近くに置いているそうで、フィノの近くにはお寿司(巻き物)の写真もありました。これはお嬢さんのカルメンさんの発案だそうです。


¡Viva ワイン! こっちの写真の方が分かりやすいかな?グラスに乗せてあった蓋も、ハサミで丸く切った手作りのものだったし、とってもアットホームなコロシアのボデガでした。