ずれずれなるままに | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

昨日の記事、何か皆さんにご心配をおかけしてしまったようで…。いつもの飲み食いブログからあまりにかけ離れていたもんだから、一体どうしちゃったの?って思われたんだと思います。


でもさ、あたしだっていつも思っていることはあって、とりあえず最近聞くに堪えないのが小動物の虐待で、自分に出来ることは何なのだろうって思っていたので、最期にああいう風にまとまってしまったのだ。


もうひとつずっとずっと気になっていたけれどなかなか書けなかったので、ついでだから書いちゃいます。虐待とは全く違うよ。でも、「言葉」かな。


日本語の言葉狩り、放送禁止用語になるような言葉で、それを「目の不自由な人」とか「耳の不自由な人」とかって言葉を置き換える訳だよね。あら、ハゲって使っていいのかしら、髪の不自由な人って言わないといけないの?とか、バカじゃなくて頭の不自由な人って言うのかな、なーんて考えちゃいます。


私は1歳の時にポリオ(小児マヒといった方が分かるのかしらね、今はワクチンがあるのでこの病気にかかる人はいないと思います)にかかり、右足が少し不自由です。ありがたいことに(なのかな?)パッと見で分からないので、初対面で気付かない人や、数時間一緒にして、足怪我されました?と聞かれる程度。


小学校に通っていた頃はポリオの後遺症の子がクラスに3~4人いて、1クラス38~40人だったと思うので、そう考えると約1割って思うとパーセンテージ高いよね。病気で亡くなった子もいるはずだし、学校に通えない程後遺症の酷い子もいたはずなのでこの病気が大流行したって事が分かります。流行の先端行っちゃたんだな、あたし。


そんなことはどうでも良いのですが、やっぱりビッコって言われたこともあったし、でも、そんなんでひるむ様な子じゃなかったから、勿論言い返してやったけどね。不思議と言われて傷ついた経験はないなぁ。でも言われて嬉しいって言葉でもないことは確かですよね。


今日はその話ではなくて、「外国人」の事。


私は5歳まで横浜のど真ん中、山手という町に住んでいたのですが、そこには「外人墓地」という場所がありました。今もありますが、名前は「外国人墓地」になっています。これは、「外人」という言葉が「外の人」という意味になるので、「外国人」に統一されているからで、放送業界では「外人」は禁止用語になっていると思います。


そういうのを分かって敢えて使っているのなら良いのですが、外人に「さん」をつければ丁寧になるだろうと「外人さん」と言ってみたり、ま、言うのはあまり耳に残らないのですが、文字として読んでしまうとすごーく気になってしまいます、私。その一つの単語だけで、その書き手に対する信頼感が薄れてしまって…。結構高学歴な方でも書かれるんですよね。


私の身近にいる外国人に、この「ガイジン」について聞いたことがあります。長年日本にいる人が多いので、慣れたとは言っているけれど、やはりイヤな思いもあると。それには「ガイジン」という言葉だけではなく、あなたは日本人じゃないから分からないでしょうけれど、みたいな部分が含まれているのが感じられるのだそうだ。


言葉を言い変えたところで相手を卑下する気持ちが変わらないことには、どんな美辞麗句を並べてもちゃんちゃらおかしいけれど、言葉狩り云々という前に、やはり足を踏まれて痛いという人がいる限りは踏まないで欲しいし、大きなお世話と言われようが、あの人痛がってますよというおせっかいオバさんになろうと思う私なのです。


結構小さいことにこだわる面倒くさいヤツだな、あたしって。好々爺ならぬ好々婆になるのが理想なのに、口うるさい婆さん目指してまっしぐら路線ですな。