恒例となっているベネンシアドール公式称号資格認定試験も今年で第9回目となりました。昨日の9月19日(日曜)、「第9回ベネンシアドール公式称号資格認定試験」の最終公開実技試験、「第4回シェリー・カクテル・コンペティション」のファイナル、シェリーパーティーが、午後5時半より、ハイアットリージェンシー東京B1のセンチェリールームにて開催されました。昨年の様子はこちら 。
私もシェリーの輸入元としてブースを出させていただいたので、夜9時のパーティー終了までしっかりアテンドさせていただきました。日ごろあんまり仕事の話するのイヤなんですけどね。まぁ、パーティーってことで。
ブフェの用意も万端。あ、私は全く食べていませんので、料理の内容や味は聞かないで下さいね。このブフェと美味しいシェリーが飲み放題で、4000円会費で一般のお客様も入場できるとあって、毎年お待ちかねの方も大勢いらっしゃいます。
私達業者のブースも準備そろそろOKいや、まだのようですね(笑)
お客様も三々五々集まり、ブフェの食事を味わっていらっしゃいます。
まずはシェリーを使ったカクテルコンペティション。ファイナルに残った選手は12名。壇上で規定時間内に自分のオリジナルカクテルをつくって、審査員の先生方に試飲していただきます。選手のレシピで作られたカクテルも一般のお客様にサービスされ、お客様に人気投票していただきます。
選手の方、いつもお店でシェイカーを振ったり、ステアし慣れているとはいえ、審査員の皆さまの前で、しかも壇上で披露するのですから、緊張するでしょうね。
カクテルコンペティションが終わると、いよいよベネンシアドール認定試験のファイナル。最終に残ったのはこちらの10名の方々。私のブログを読まれている方はご存知かと思いますが、ベネンシアドールとはシェリーのソムリエのような方。シェリーについての知識は勿論のこと、ひしゃくのようなベネンシアという道具を使って、こぼさないようにグラスに注ぐ実技試験もあります。
最初はグラスを1個持って注ぎます。液体がグラスに入ったら徐々にグラスを下げていくのですが、これが非常に難しい。ベネンシアが柔らかくしなるので余程練習を積まないと、最初の1滴だってグラスには入りません。
次はグラスを3個持っての実技。ベテランの方は、片手に7~8個持って注ぐことが出来るとか。4個までは何となく持てるけれど、それ以上持つって凄いですよね。この技は、大勢集まるパーティーで皆さんにサービスするパフォーマンスになります。
選手全員の実技が終了すると、フラメンコのショーが始まりました。このショーの間、別室では厳密な審査がすすめられていることと思います。
男性の力強い踊りも素晴らしかったです。
さて、審査発表の時間になりました。
こちらはカクテルコンペティションに出場された選手の皆さん。全員写っていませんが、12名いらっしゃいます。
見事、優勝を獲得されたのは、高知新阪急ホテルの高橋さん。彼女の作品、El Girasol~エル・ヒラソル~(ひまわり)というカクテルは、お客様の人気投票でも第一位を獲得し、嬉しいダブル受賞となりました。副賞として、来年1月に行われる、スペインのヘレスの町への研修旅行がプレゼントされます。
そして、こちらの10名の方々は、最終まで残り、見事公式ベネンシアドールとして、シェリー原産地呼称委員会に認定され賞状をいただいた方々です。
栄えある最優秀を勝ち取ったのは、こちらも女性。京都のシェリーBar、Venga(ベンガ)の清木さん。
同じく最優秀は、BAR CASK & STILLの石川さん。
お二人ともにヘレスへの研修旅行がプレゼント。皆さん、おめでとうございます。
その後、パーティーは午後9時まで続き、選手の方もリラックスしてシェリーを堪能していらしゃいました。
来年は記念すべき第10回(カクテルコンペも第5回)大会になります。皆さんもシェリーを楽しみに、パーティーに参加されてはいかがですか