『世界の伝統柄を編むミニチュアニットコレクション』レビューその2♪ | Grandolf Annex

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茶トラ(7歳♂)と茶トラ(3歳♂)と編み物と好きな事だけ書くブログ。

前回からの続きです。
 
(9/26 追記しました。 追記個所は赤字にしてあります。
 あえて追記した理由については後程ブログに書きます。)
 
 
Amazonで初予約して買った期待の素敵本、
 
 
 
前回は、「自分では編まないドールオーナーさん」の視点でレビューしました。
 
今回は
 
「ドールオーナー かつ 自分で編みたいひと 」
 
の視点でみていきたいと思います。ニコニコ照れ爆笑
 
買おうか悩んでいる編み物初心者の方にも伝わるように
 
わかりやすさを心がけてみますので宜しくお願いします。
 
 
 
1.掲載アイテム
image
メニューページを見て頂いたほうが早いですね。
これ以上の中身は著作権の都合でお見せできません!あせる
 
編み物本などで現在活躍されている人間サイズの(言い方w)ニット作家さんが
制作陣として参加されています。
 
 
 
2.必要なもの
 
まず、タイトルからもお分かりのとおり、この本は棒針用です。
閉じの部分でかぎ針を使ってはいますが
全部をかぎ針で編んでいる作品はひとつもありませんのでご注意を。
 
本編で使っている毛糸・棒針のサイズはちゃんと明記されています。
特に今回は小さなセーターなので、糸の太さや棒針の太さが仕上がりサイズに直結します。
(勿論手の緩さも大いに関係ありますが。)
糸選びに不慣れな方は本と同じ糸をお求めになれば大丈夫だと思いますが、
仕上がり後の「こんなはずじゃなかった」をなくすためには
やはり編み始める前にゲージをとるのが最善です(笑)
 
 
 
(補足)棒針について
 
ドールサイズのセーターを編むには、通常2号以下の号数(2号,1号,0号)が使われます。
ハイゲージ(細かい目数)のものだとさらに細い1mmや1.25mmなどになるのですが、
日本の棒針の規格では0号が限界なので、
棒針として手に入れようとするとニットプロなどの輸入ものになり、やや入手困難です。
その点、この本は良心的で、大半がビーズ針の1.3mmを使っており、
比較的手に入りやすくなっています。
編みたくて買ったのに肝心の針が手に入らない、では悲しいですもんね(笑)
 
 
ちなみに余談ですが
出版元は日本文芸社さんなので、
登場する道具はすべてチューリップさんです。
 
私自身がヴォーグ系統で育っているのでクロバーさんハマナカさんじゃないのはなんか新鮮(笑)
 
チューリップさんのピンクのかぎ針シリーズが可愛くて欲しくなっちゃいます。
 
 
 
 
3.対象スキル
 
 
本には特に書いていませんが、ざっと見た感じ、
頑張ってみたい初級者(初心者ではない) から セーターの編める中級者向け
かな、と思いました。
 
具体的にスキルを例であげるとすると
  1. 編み図が読める
  2. メリヤス編みで直線マフラーが編める
  3. 簡単な縄編み・模様編みでベストが編める
  4. 編み図の誤りに気付いて自分で修正できる(←追記!)
  5. 編み込みセーターが編める(閉じ接ぎの理解済み)
  6. 自分で製図・柄のデザインができる
と区切ったとして、
 
4~5あたりのスキルの方が一番楽しめるんじゃないかなぁと思われます。
2~3の方でも、理解力のある、かつ手先の器用な方で、
かつ身近に編み図を持ち込んで質問できるベテランのいる方(←追記!)
なら案外いけるかもしれません。
how to 本を手元に置いてぜひ頑張ってみてください!
 
 
逆に5の上級者の方に自信をもってオススメしない理由は、
一部に「おや?」と思う箇所があったり
今の主流の簡易仕上げになっていたりで
本格的な腕試し本ではないからです。
 
もっとも、そういう上級者の方たちなら、
表紙の写真をみただけですでに気付いていらっしゃると思うし、
ご自分で自在にアレンジされるでしょうから
蛇足かもしれません(笑)
 
 
4.シルエットについて
 
 
うまいタイトルが浮かばなかった(笑)
 
全部を実際に編んだわけではなく、編み図と出来上がり写真をみたうえでの感想なので
あくまでひとつの意見として読んでください。
責任は持ちませんが現時点での正直な感想です(←今回もやっぱり忖度なし。)
 
この本、ドールサイズとはなっていますが、
すべての作品をドールが美しくキラキラ着れるか、といったら
必ずしもそうではないんじゃないかと思います。
(だから実際の着用写真が少ないのかな~?)
 
実際に着せてみたら
肩が浮いちゃって落ち着かないとか、
妙にモコモコして不格好とか、
着せるドールの体系によってはそれらが顕著になるかもしれません。
 
ドールサイズのセーターを美しいシルエットで作るのって
ホントに手間と技術が必要なので、
初級~中級者対象の本では限度があると思います。
 
どこを落としどころにするかなわけで、
この本は着た時のシルエットよりも
「伝統模様」を重視しているということかな。
 
作家さんによってはドールに着せることをあまり考えてないなぁという編み図もあります。
(ボタン開きがないので首をすっぽぬいて着せる必要がある)
 
【重要】
いっぽうで「風工房」さんや「かんのなおみ」さんの編み図は
完成品のシルエットがキレイなはずなので、
作品作りにトライする価値は大いにアリだと思われます。
 
今ぐぐってみたら、かんのなおみさんのHPにリカちゃんの着用写真がありました。
気になる人はGO!
ロピーセーター可愛いラブラブ
 
 
 
これらを踏まえて、今回のまとめです。
 
「ドールオーナー かつ 自分で編みたいひと 」
 
のうち、
 
絶対オススメしないケース
  • 全作品、着せた時のシルエットには絶対拘りたい完璧主義
  • でもどうやって修正したらいいかのノウハウがない
 
ややオススメできるケース
  • 肩とか袖周りとかモコモコしててもそんなに気にならない
  • ハンガーにかけるor平置きしてドールハウスの装飾にしたい
  • 伝統柄を一通り編んでみたい
  • 作りの気になるところは自分で修正できる
  • 製図もデザインもできるけど手っ取り早く完成させたい
  • おばあちゃんが趣味で編んでくれたセーターみたいな雰囲気がほしい
  • 少しくらい失敗してもいいからウチのコのために自分で編みたいんじゃー!
 
絶対オススメできるケース
  • ドールに着せない
  • 平置きのミニチュアオブジェとして使いたい
  • 手っ取り早く簡易な伝統柄を体験してみたい
  • (ただしすべての条件に「編み図のミスに気付ける」が伴います)
 
 
 
 
熱が入ってついつい長くなってしまいましたが
 
編み手の立場からのレビューは以上です。
 
買おうかどうか迷っているかたのご参考になれば幸いです。ニコニコウインク爆笑
 
 
 
今日時点でAmazon編み物カテゴリでベストセラー1位になってますね。パチパチクラッカー

 

 

ちなみに私は
 
購入時、全部編むぞ~!と意気込んでいたものの、
初っ端から気付いてしまったことがあって一度は萎えて糸を解いたんですが
素敵な作品はたくさんあるので、
気に入ったものをピックアップして編んでいくプランに変えました。
 
つまり
買ってよかったと思ってる派です!(笑)
 
 
 
 
 

まず最初は風工房さんのフェアアイルに挑戦中。

 

 

 
1時間でまだこれだけしか編めてないけどね・・・(笑)
 
 
 
 
これ猫ブログだけど編み物カテゴリに登録しなおすべきかしら・・・w