前回の続きである。
とうとう担当さんに「バッグが欲しい」と切り出した極細繊維客こと私。
庶民「そろそろバッグが欲しくて…」
Aさん「ですよね!分かります!!!」
えええ分かられてたーー!!🤣🤣🤣
これまでバッグのことはほとんど話さなかった。
話題にはなっても欲しいと言ったことはなかった。
こいつはバッグを要求してこない楽な客(ただし金はない)だと思われていたかも知れない。
そんな日々もこの瞬間を持って終わりである。
さあどうなる!?
「こればかりはタイミングでして…」とあしらわれるか!?
「在庫があればご案内出来るのでたくさん足を運んでください!」などとどこかで聞いたことがあるセリフでかわされるか!?
「ちょっと見てきますね」と奥に行って
見に行くフリ、からの「あいにく入荷はありません」か!?
どうなる!?!?!?
Aさん、さささっと私の横に来て
「ちなみにどんなバッグがご希望ですか?」
え?
え!!
これは!?
リクエストしていいやつですか!?
えええええまじですか!!
でも正直、想像の範囲ではあった。
流される可能性も十分にあったしその覚悟もしていた。
だが。
細客ながらもAさんからは何度かお買い物をして、その度に色々お話もして、
私の好みもなんとなーーく把握してくださっていて、
お買い物の累計金額も3桁万円を超え(エルメスのターゲット層の顧客様からしたらふらっとお買い物に来た時に一度に使う金額だろうということは承知している)
枠バッグには到底届かないが、それ以外のバッグくらいならおねだりが通るんじゃないか?という感覚があった。
よし、とりあえず言ってみよう!
私「うーん迷うんですけど…今一番欲しいのが◯◯か△△なんです」
Aさん「◯◯はやっぱり人気ですね。物も出し入れしやすくて使いやすいと思います。
△△かわいいですよね!機能性が高くて使いやすいですよ」
私「サイズが2つあると思うんですけど、どっちがいいのか迷ってて」
(迷える立場じゃなーーーいと自分で心の中にツッコミを入れる)
Aさん「でしたら小さい方でいいと思います、意外と収納力ありますよ。大きい方だと結構印象変わると思います」
Aさん「あとは使いやすさでいったら◇◇なんかも良いと思います」
などなど、とても親身になって聞いていただいて、私が挙げたバッグについて解説までしてくださったり、私が挙げていないバッグを提案してくださったりした。
それからも、用途やライフスタイルを聞いてくださり、今の私にはどのバッグが良いのか色々お話ていただいた。
もうなんかそれだけで感無量である😭
そして…
私「うーん、今1番手に入れられて嬉しいのは、やっぱり◯◯です!」
「いつか買えたらいいなって…いつか(小声)」
と言うと、
Aさん「分かりました」
と、真顔で頷きながらおっしゃってくださった。
分かりましたとな!?
これはもしかしてもしかするのではないか??
よくSNSで
『担当さんからバッグの入荷の連絡をいただく』
『予約品を受け取りに行ったらバッグをご用意していただいていた』
ってやつが私にも近々来るのではないか???
期待に胸がふくらんでしまう。
とか思っていたら…
「ちょっと一旦見てきますね」
と奥に行かれるAさん。
お?
まあさすがに今日の今日でということはないだろうし、期待はせずに待った。
続く。