年末に、冷えから膀胱炎になり、スイスで抗生物質を処方されました。

女性なら一生に一度はなる膀胱炎についてです。

 

日本でもらった薬と西欧(スイス)での違いと、調べてみた結果を書きます。海外に住む方にも参考になればと思います。あくまでも素人の経験から書いたものですので、一参考としてください。

 

日本で以前、膀胱炎になった時の処方された抗生物質とを比較してみました。

 

まずは、以前、日本(東京)の内科医で処方された抗生物質の効き目は、すごく良くて、1発(1錠)で完治しました。

その薬は、ニューキノロン系レボフロキサシン(クラビット)という薬です。日本ではよく使われている薬です。

 

今回、スイスで処方された抗生物質は、ニトロフラトインという薬(商標マクロビット)です。日本では販売されていません。発売されたのは’53年とWikipediaにあるので、かなり古いタイプの薬の様です。

 

 で、ここで書きたかったことは、米国でも医師をしていた日本人医師の方の治療方針がネットにあり(「日米でこんなに違う膀胱炎の治療方針」)、それを参考に拝見しました。

 

それを読むと、ニューキノロン系抗菌薬は、安易に使ってはいけない、イメージで言うと、秘密兵器に近い、強力な抗菌薬だから、とあります(谷口医院長、実践!感染症講義)。

道理で、その効き目たるや、一発速攻的中という感じでした。

 

この谷口医師によると、米国泌尿器学会が2017年に無駄な医療を施さないことを提言し、その5つの項目の内の一つが、「膀胱炎で安易に、ニューキノロン系抗菌薬を使ってはいけない」、ということなのだそうです。

 

それは、簡単に言えば、耐性菌が増えるからです。

そこで、米国同学会は、その代わりに、ニトロフラントインを推奨しているそうです(少し古いデータでではありますが)。

 

 つまり、容易に抗生物質を処方してしまうと、本当にシリアスな病気になった時に戦えないということになるからだと言います。

 

その具体例が、谷口医師の前出の文章内に書かれていますが、「英国では、ニューキノロンの使用制限をしたことにより、CD(腸内に住む細菌クロストリジウム・ディフィシル)感染を8割も減少させることに成功しました。」とあります。

 

 一方、私が処方されたニトロフラントインについて調べてみると、”細菌の細胞内で多くの異なる攻撃ポイントを持つ為、細菌が抗生物質に対する耐性を獲得する確率は非常に低い、”とありました。

 

 スイスの医者に、最初、「日本で処方され、効き目が鋭い方のレボフロキサシンを処方して欲しい。」と私は言いました(調べるとスイスで同じ名前の薬が販売されていたので。)

 

スイスにも、膀胱炎にニューキノロン系の抗生物質:例えば、シプロフロキサシンとかあります。あとよく処方される薬として、ホスホマイシン系の抗生物質ホスミシン(スイスでは、モヌリルと言う)があります。
 

ですが、結局、今回こういった内容をみつけて読んだので、やっぱり強い抗生物質は辞めて、最初に処方されたニトロフラントインを買いに行ったのです。

 

 つまり、前出のニトロフラントインという薬は効き目はのろい感じなのですが、その薬の方が、安全かなと思ったからです。勿論、重度レベルによっても処方が異なる場合もあるかもしれません。

 

谷口氏の記述では、「日本の学会でも、ニューキノロン系は強力であるが故に耐性菌が増えてしまった、もうこれ以上使用は抑制して行くべき。」という記述があったそうです。

 

 しかしながら、そこには、「(日本の)急性単純性膀胱炎に最初に用いるべき抗菌薬の一つとして、ニューキノロン系が書かれていて、そこに矛盾”が見えた。」(2017年6月谷口医院長)というのです。

 

日本だと風邪の場合や歯科医院でも、簡単に抗生物質を与える医者が多いというのは、昔からよく聞きます(いまだにそうみたいですね)。

 

私が思うに、日本の医者は、短期間に効き目のいい薬を患者に届けたい方が第一と思っている為、古い薬とかは使いたくない、とか、勿論、製薬会社の新薬の売り込みもあるかと思います。

 

 で、前出の谷口医師は、日本でどの抗生剤を処方するかというと、ニューキノロン系ではなく、しっかりと細菌のグラム染色検査を行った上で、その人に合ったセフェム系等を処方されるそうなのです。

 

どちらにせよ、膀胱炎がもし癖になった場合は、町の内科ではなく、泌尿器科へ行った方が安心です。

結局、私はそのスイスで処方された抗生物質を飲み、念のため、漢方薬も飲んで、良くなりました。

 

まさに、”たかが膀胱炎、されど膀胱炎”です。

 

 

 

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