✴︎科学技術
後漢は科学技術の進歩が著しい時代であった。
蔡倫による製紙技術の改良は後漢代のみならず全ての時代、全ての地域に多大な影響を与えた。
それまでの竹簡(竹を一定の大きさに切って束ねた物)とは比べ物にならないほどに小さくて済む紙は文化の伝達速度を格段に上げ、優れた文学・書物が地方に伝播するのに大きく貢献した。
安帝から順帝の時の太史令の張衡は天文を研究して、渾天儀・地動儀を発明した。
渾天儀は現代で言う天球儀のことで、水力により地球の公転に併せて回転して星座を正確に表示したと言う。
地動儀は地震計のような物で壷に周囲に球を咥えた龍が作られており、遠くで地震があるとそれを感知して球が落ち、それによりどの方角で地震が起きたかが分かった。
また張衡は月食の原因を初めて解き明かし、円周率を計算して3.162と言う近似値を得ている。
南陽の人である張仲景は後世に医聖と称えられる人物である。
彼は一族を傷寒により失い、これに憤慨して『傷寒卒病論』を著した。
この書にはそれまでの研究を元に張仲景の研究の成果が載せられており、後世の医学のバイブルとされた。
特に日本では非常に重視されている。
また沛の人である華佗は麻沸散と言う薬を使って史上初の全身麻酔を行い、腹部を切開する大手術を行ったとされる。
他にも健康法として体操を発明したと言われる。
この時代に成立したと見られる著者不明の『九章算術』と言う算術書には様々な数学の問題が載っており、後には数学教育のテキストに採用されている。
✴︎ 文学
前述したように蔡倫の製紙法改良により、文章の伝達速度が上がったことは文学の世界にも大きな影響を及ぼし、ある所で発表された作品が地方に伝播することで流行が形作られることになる。
歴史の分野ではまず班固の『漢書』である。
『史記』の紀伝体の形式を受け継ぎつつ、初めての断代史としての正史であるこの書は『史記』と並んで正史の中の双璧として高い評価を受けている。
他には班固の父の班彪が『史記』の武帝以後の部分を埋めた『後伝』、後漢王朝についてを同時代人が書いた文章をまとめた『東観漢記』などが挙がる。
漢詩の分野では班固『両都賦』,張衡『二京賦』などがあり、この時代に五言詩が成熟し、末期の蔡邕(邕は邑の上に巛)になって完成したと言われる。
その流れが建安年間(196年 - 220年)になって三曹(曹操,曹丕,曹植の親子)や建安七子へと受け継がれ、建安文学が形作られる。
✴︎彫刻
甘粛省武威市より出土した銅奔馬は、従来の東洋芸術一般の特徴であった静的イメージを一新する躍動的な青銅彫刻である。
✴︎ 経済
税を納めるに当たり、それまでの銭納から絹納が多くなったことは特筆される。
後漢代は地方の時代とされる。
豪族が各地に勢力を張ったことによる開発効果は高い物があった。
また末期の動乱時期にはそれまで田舎とされていた江南や四川の開発を進め、後の呉・蜀漢が割拠する基盤となった。
トランプ政権は以前から、台湾との関係強化を進めてきた。
自主規制してきた米台高官(一定の地位以上)の往来を促す「台湾旅行法」を3月に成立させた。
背景には、中国が台湾周辺や南シナ海で、示威的な軍事行動を活発化させ、「台湾統一」の野心を隠さないことがある。
安倍首相とマハティール首相の首脳会談では、「北朝鮮の非核化」だけでなく、南シナ海の岩礁を軍事拠点化している中国を念頭に、「海洋安全保障分野でも連携する方針」で一致。
マハティール氏といえば、2003年までの22年間、マレーシア首相を務め、日本の経済成長を手本にする「ルックイースト(東方)政策」を提唱。
日米と台湾、マレーシアの連携が、中国への対抗軸となるのか。
(医)ニコニコクラブ 『歯美ing』販売中
知連『東京ソ-シャルカレッジ』&『歯美ing』使用方法
歯肉炎の出血がすぐ止まったと患者さん達から絶賛。
介護用歯ブラシとして良いのではと医師達から提案。

![野花 ~風来坊シリーズ~ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51eDDw8tUbL._SL160_.jpg)
