こんにちは、アルパ青山の小山礼子です。
新緑が芽吹き、青空が一層、映えて綺麗ですね。
新しい環境に身を置かれている方も多いこの季節。
新たな人との出逢いも多いのではないでしょうか?
今回は、
『恋愛の3つの発展段階』について書こうと思います。
出逢いから結婚までのプロセスは
3ステージの発展段階があり、
『SVR理論』といいます。
第一段階:出逢い~『刺激ステージ(Stimulus)』
相手の顔・スタイル・服装などの容姿、
表情、仕草、行動に魅力を感じる段階。
つまり、相手から受ける刺激が重要な段階です。
相手の外見から受けるイメージが、
自分の理想の恋人基準に合っているどうか
判断します。
↓
第二段階:恋人~『価値ステージ(Value)』
二人がお互いに第一段階をクリアすると
お付き合いが始まります。
交際期間に重要なのが、価値観が同じであること。
趣味、趣向、関心などお互いの相性が合うかどうか
ものの考え方や物事に対する態度が共通するかどうかが
重要になります。
一緒にいて楽しく過ごせるかどうかが大事なのです。
↓
第三段階:結婚~『役割ステージ(Role)』
二人の価値観が似ていて、楽しい時間を過ごす中で
将来を共にするかどうか考えるようになります。
そこで重要になるのが、お互いの役割です。
結婚生活をスムーズに営むには、
お互いの長所と短所を上手く補い合っていく関係が重要。
この補い合う関係性を築けるかどうかが
結婚の決め手となりそうです。
我が夫婦の事例で、この『役割』を簡単に補足します。
先日、毎年恒例のお花見散歩をしている最中、
あまりの綺麗な光景に、それぞれ桜を撮影した結果、
私が撮った桜
旦那さんが撮った桜
写真を見ると、お互いの性格がよく現れています。
同じ桜を見ていても、心に収めたい桜は違うようです。
私は、桜そのものを美しいと感じるのです。
つまり、一点に焦点を当てて物事を捉える傾向があります。
一方、旦那さんは、
桜が周囲に溶け込んでいる風景を美しく感じている様子。
一面の菜の花と桜並木、そこを走るメタリックな総武線の
コラボレーション。
私にはない視点で、これはこれで美しい!と感嘆しました。
旦那さんは、全体に焦点を当てて物事を捉える傾向があり
私とは異なります。
このお互いの異なった視点や物事の捉え方
どう補い合っているかといいますと、
分かりやすい家事を例に、「掃除」で説明します。
例えば、台所掃除。
私は、1時間かかるところ、
旦那さんは、ほんの10分で終わらせます。
旦那さんは、全体をパパッと片付けるのです。
全体を通して、特に目に余るところを集中して掃除します。
一方、私は、目に付くところはもちろん、
細部まで掃除をしないと気が済みません。
シンク、コンロ、換気扇、果てには食器棚や家電まで。
ここまでやると有に 1時間はかかります。
そのため、我が家では
日々の簡単な掃除は旦那さん、
週1回の大掃除は私と役割を分担しています。
お互いの長所と短所を考慮して
必要な家事の役割分担を決めています。
共働きの夫婦が増えいている中、
『相補的な役割分担』という考え方は
今後、ますます重要になっていくと感じます。
『SVR理論』
出典:
Murstein, B.I. 1977
The stimulus-value-role(SVR) theory of dyadic relationships.
In S.Duck(Ed), Theory and practice in interpersonal attraction.
Academic Press.
アルパ青山(㈱アルパ) 小山礼子