義父のお祝いへの葛藤 | ひとりっこの遠距離介護が始まった

ひとりっこの遠距離介護が始まった

2023年6月健康自慢の母が亡くなった。
ある日突然やってきた父の介護。遠距離、ひとりっ子、初めて知る介護の生活。激変した生活の記録。

「来月の23日の予定、どうなってる?

親父の喜寿のお祝いで食事会しようって

話になってるんだけど」

 


と夫から言われました

 


私の母が亡くなってから

まだ4か月も経っていない

 


なんだか胸をぐっと押されたような

そんな感覚になって苦しくなって

言葉が出ませんでした

 

 

私の母が亡くなったことと

義父のお祝いは別のこと

 

 

義理の両親にもこれまで

いろいろとお世話になったし

 

二人には元気で長生きしてもらいたい

喜寿を迎えられたことは喜ばしい



 

母のように元気だと思っていても

いつどうなるかわからないから

やりたいことはできる時に

やっておいた方がいい

 

 

母が倒れたあの日

私の長男を母が搬送された病院まで

片道2時間近くかかるのに

夜遅くに車で連れてきてくれて

その年齢では体力的にも相当疲れたと思う

 

本当に感謝している

 

 

でも、お祝いの食事会

「行くよ」って言えないまま

話を終わらせた

 

 

 

お祝いしたい気持ちはあるけど

母を失った悲しみは全然癒えてないし

 

 

義両親だけでなく義妹・弟家族もいて

その中で笑顔でいるなんて

きっとできないと思う

 

 

せっかくのお祝いだから

場の雰囲気を悪くしたくもない

 

 

その時だけでも

頑張ればいいのにね、私

 

 

義父のことを祝えないなんて

私は心が狭いなと思う

 

 

「ねぇ、お母さん聞いてよー」

 

何かあった時、こんなふうに

思ってることを思ったまま

ぶっちゃけられる相手は母だけで

 


今まさに聞いてほしいのに

もう聞いてくれないのね

 

 

それでも1人で抱えるのは

苦しかったから息子たちに話してみた

 



話ながら涙がたくさんあふれてきて

止まらなくて、話も支離滅裂だったけど

息子たちはじっと聞いてくれて

 


「それがもし自分なら、

食事会には行けないと思う」

 


「今じゃなくて、お母さんは

お母さんのタイミングで

お祝いしたらいいんじゃない?」

 


って

 

私はそうやって

後押ししてほしかったんだろうな

 

 

泣きすぎて頭いたい

 

 



    

自宅と実家、片道3時間

パーキンソン病持ちの父の一人暮らしに

不安しかないひとりっこの私

母が急逝、遠距離介護は突然やってきた

 

心配は尽きないし激変した

不安定な生活を安定させるため

 

やることはまだまだある