病気体験記 22 自分を大切にする事と痛み止め | ハワイ島で癒し

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ハワイに住む夢も結婚も叶えた後に人生色々ありましたが、幸せの仕組みみたいなものが分かってきたし、自分をもっと好きになれました。このブログの何かを必要とする人と繋がれていやしをシェア出来たらいいなと願って記事を書いています。


前の記事にも書きましたが、私は抗がん治療の最初の2週間は、痛み止めを飲みませんでした。



私はこれまでの人生で、多分中学生位から、痛み止めをなるべく飲まない様にしていました。



子供の時に元医師の母が

「痛み止め (だったか薬と言ったか忘れました) は毒やからなぁ。本当はあんまり飲まない方がいいのよ。」

みたいな事を言っていたのを聞いて、それから極力薬を減らす様になったのです。



(実際には “毒” という言葉は使っていなかったかもしれないけれど、私の記憶にはそう残りました。)



薬をしょっちゅう飲む兄と比べて、私の方が目に見えて健康だったので、私の

「薬は毒だ」

という思い込みは強固なものになりました。



そんな私が、抗がん剤という劇薬を受けるハメになり、それ以上「毒」を飲みたくないと、この時頑張っていました。



でも、1週間が過ぎて、そんな私もだんだん意思が弱まって来ました。

毎日24時間痛みがあって、毎晩信じられない激痛がやってきて、私はほとんど寝られずにいました。



2週目に入って、

「この治療を乗り切るには体力が必要だ。

薬を飲んででもちゃんと寝て、体力を身体を治す方にまわした方が良いかもしれない。」

と思うようになりました。



それでも2週目に薬を飲まずに頑張ったのは、私のそばにずっと付いてくれている彼の為でした。

私が薬を飲むと彼は悲しむんだろうなぁと思って。



彼も私と同じ位に薬が嫌いで、CBDオイルの高いサプリメントを私の為に色々買って来てくれていました。

最初の方はCBDも効きました。

でも、2週目になると、あの激痛にはもうCBDも効かなくなっていきました。



その週の終わりに病院で、

「痛くてたまりません」

とナースに言うと、

「お薬は飲んだの?」

と聞かれ、

「飲んでません」

と言うと当然こう返って来ました。

「飲まなきゃならいわ!でないと痛みは止まらないわよ!」



ここで、もう私の我慢はプチっと切れました。

「Mさん、私のカバンから薬取って」

「え?あの麻薬?!飲むの?」

「うん、もうこれ以上の我慢は無理なの」



薬を飲んでしばらくすると、頭の奥で麻酔のかかった感覚が広がりました。

そして、この2週間の間で初めて、痛みの無い瞬間が来たのです。

私は、ホッとして、嬉しくて泣きました。

そして2週間ぶりに、始めてゆっくり寝られました。



この時、薬を飲むか飲まないかという事も、バランスが大事なんだと学びました。

薬を飲んだ方が、メリットが大きい時もある。。。



凄く当たり前な事なんですが、私の思い込みが邪魔して分からなかったんです。

それに、抗がん剤という強い薬を飲んでいるせいもあって、判断力はかなり落ちていたと思います。



そして、自分を大事にする事も学びました。

私は今までどれだけ、自分をないがしろにしてきたんだろう... と思いました。

こんな時まで、周りの気持ちを先に考えてる場合じゃない。

「今は、自分をまず一番に大切にしなければ。」



私は治療期間中、この後も何度も、ここ (自分を大切にする) に戻ってきました。

この治療期間は私にとって、まるで自分を大切にする為のワークショップの様でした。



生きる為に、私は自分を大事にしようと、本当に真剣に取り組みました。

この事が、私が治療で良い結果を出せた理由の一つなんじゃ無いかと思っています。


(続く)