病気体験記 21 共感の癒しと病院のヒーロー | ハワイ島で癒し

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ハワイに住む夢も結婚も叶えた後に人生色々ありましたが、幸せの仕組みみたいなものが分かってきたし、自分をもっと好きになれました。このブログの何かを必要とする人と繋がれていやしをシェア出来たらいいなと願って記事を書いています。

リー先生は、みるみる顔が真っ白になって、


「話をしないといけない」と面会室に入り、なぜ放射線治療が必要かを私に一生懸命丁寧に説明しました。




内容は私がドクターCの診療科で聞いた話よりもう少し丁寧だったのと、その話し方の端々に、


『私に生きていて欲しい』


という気持ちや、誠実性が伝わってきました。




そして、なぜ私が止めようと思ったのか理由をじっくり時間をかけて親身に聞いてくれて、


「そうか、きっとその痛みは抗がん剤の副作用だね。ドクターCに今晩電話して、薬の量を減らせないか頼んでみるよ!」


と言ってくれたのです。


(結局、量は減りませんでしたが。)




彼にとって、おそらくドクターCは、目上の先生だったのではと思うのです。


それでも、私が辛いのを見かねての言葉だったと思います。




なんだか私、嬉しくてホッとして、いっぱい泣いてしまった。


リー先生は私の味方なんだと思えて、この日から私の放射線治療に対する姿勢は変わりました。


この先生の為にも、この治療法で頑張って癒されよう、みたいな気持ちになりました。




思い返すと、私はこの時まで、戦場でたった一人、孤独で惨めな戦いをしているような気持ちだったのです。


病院では薬を飲むように言われ、帰ると彼にサプリを飲む様に言われ、彼や家族の色んな私への心配を気遣ったり、毎晩高熱と激痛がやってくるし、心も身体も限界でした。




身近な家族のようなMさんでさえも、誰も私の辛さをわかってくれないと、悲しくて、辛くて。


でも、嘆き悲しむ気力体力の余裕もなくて。




ただ、この戦争か嵐のような治療期間が終わるまでひたすら耐えるしかない。


そんな気持ちでした。




この時の私に必要だったのは、


「癌を治す為にはこうすべきなんだ」


という言葉じゃなくて、その時の私の状態がどんなで私がどんな気持ちでいるのかを、


「そうなんだね」


とただ親身に聞いて貰って、そのままを受け止められる事だったんだんと思います。




だって、何をすべきかは患者本人は十分に分かっていて、毎日精一杯、極限を超えて、休みなく耐えてるんだもん。


きっと、この世のドクターに、共感のスキルがある人が増えたら、結果的に先生も治療を進めやすくなるだろうし、癒される患者さんはいっぱいいるんじゃないかなと思いました。



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