ADHDと言うと

よく授業中、黙って座っていられない子、というイメージが強いように思いますが

私の場合、授業中に立つようなことはなく

お手洗いに行きたくても言えないような子どもでした。


それは

私がADHDと併せ持つASD(アスペルガー症候群)の特性にあたります。

アスペルガー症候群のなかでも

私は

周りに合わせ、自己表現が苦手な受動型アスペルガー症候群といわれる特性が強くあるからです。


子ども時代も成人してからも

動きが多動ということは全くなくて

(脳は多動だけれど)

比較的大人しい子どもだったこともあり

それらが影響して

私の発達障害には誰ひとり、気が付きませんでした。


今でこそ

周りに合わせることはなくなったし

自己表現も多少なら抵抗なく出来るけれど

それはあくまでも成長に伴い経験を積んだからであり

発達障害の特性が軽くなったとか、なくなったわけではありません。


もっと早くに発達障害に気づいてほしかった、という気持ちは

これから先も一生持ち続けると思います。

なぜなら

もっと早くに気づいていたら

二次障害は防げたかもしれないから。

発達障害の特性よりも

何百倍も辛いのは、二次障害だから。

特性は治せないけれど

二次障害になることは防げた。

だから

私はこれから先もずっと、もっと早くに気づいてほしかったと思い続けるだろう。


過去には戻らないから

前に進むしかないから

現実は変えられないから

どうしようもないことだから


だから

もっと早くに気づいてほしかった。

この気持ちは

年々、強くなっているような気がします。