バルセロナ EL PALACE vol.3:ミシュラン1つ星ディナー@Caelis | *Travel Note*

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クアラルンプールからの旅の記録。
東南アジアを主とするホテル日記•食日記•観光記/時々マレーシア情報

 Caelis
 http://caelis.com/


 バルセロナ滞在初日は、時差ボケもあるし夜は出かけない!と決めていたので宿泊した
 ホテル内のCaelis(カエリス)を予約して行きました。フランス人のRomain Fornell氏が
 エグゼクティブ・シェフを務めるミシュラン1つ星の創作地中海料理のレストランです。
 



 アーティストでもある彼がプロデュースするお店はバルセロナ市内に数件あり、フランスと
 スペインの両国でミシュランの星を獲得しているシェフなのだそぅです。スペインのレストラン
 リサーチをしていて驚いたのは、ランチもディナーもシエスタ文化のせいかオープン時間が
 とっても遅め
だという事!!カエリスもランチは、13時半~オープン。そして、ディナーは20時~。
 時差ボケのある状態でそんなに起きていられるか非常に不安でしたので、オープン時間の
 20時に予約しておきました。



 ここ最近時差の少ない国に旅していた為、大幅な時差がある時に持参するメラトニンを
 忘れてきてしまい、大丈夫でしょぅ~と軽い気持ちでいたら、数日辛い思いをすることに
 なってしまいましたorz



 もんさんに至っては今直ぐにでも寝てしまいそうな勢いでしたので、初日のディナーは
 アルコール無しで頂きました。それでも、3時間程のディナーでしたので、途中で何度か
 コクっと落ちておりましただい爆笑



 そんなわけで、何も考えず頂けるテースティングメニュー2種類の中の
 エスコフィエ・クラッシックメニュー(€85)にしてみました。
 


 上:地中海クロマグロセビーチェ・グラニースミス(りんご)&クランチーハマスコルネット
 下:アミューズ:フォアグラヌガー/ウニのムースキャビアぞえ/ポークスキン&キュウリのアジアンBBQとパン

 アミューズ(写真下)は、決してどれも美味しいわけではありませんでしたが、マグロのセビーチェや
 クランチーハマスは、食感も良くて美味しく頂きました!



 ロブスター・セロリ・フォアグラのマカロニ

 こちらのプレートはプツプツと穴の開いたプレートになっていて、余分なソースが
 このプレートの穴から下層のプレートに流れこむようになっていました。
 目的がわかりませんでしたが、担当の方が食べ終わる頃にプレートを取ると
 びっくり!!

 プレートの下には、更にスープが存在しており、先程のマカロニのソースが
 ポタポタと下に流れていて(すいません、写真は撮り忘れました)、スープの上に流れた
 ソースがまたとっても芸術的!スープは濃厚でとっても美味しかったです!

 因みに上にのっかっているつぶつぶの物体は何だと思いますか?
 日本では業務用でのみ取り扱っているようですがこれ、オリーブオイル
 なのだそうです。
参考CAVIAROLI:http://caviaroli.eu/products/ 


 白身魚のグリル(オオニベ)・Maresme豆・ブラックトリュフ

 白身魚のグリルは、オオニベというお魚。私が記憶する限りではお初のお魚です。
 白身魚にしてはしっかりと味のあるお魚で、尚且つお魚以上に気に入ったのが
 このMarensme豆!レンズ豆とかグリーンピースのような豆だと思うのですが、
 少し青っぽくフレッシュな味わいでプチプチの食感がとても好みのお豆でした。

 家に帰って検索してみましたが、Marensmeが地名という事まではわかったのですが、
 どのような種類の豆なのか?英語名か日本語名はあるのかすらわかりませんでした。
 どなたか、もし知っている方がいらっしゃったら教えて下さいaya



 牛フィレ&フォアグラのロッシーニ


 
 こちらの画像は、公式ページよりお借りしました

 牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニは、こんな形で登場です! 
 
Romain Fornell氏は、芸術家という事もあり、氏のお料理のプレゼンテーションは
 まるでパフォーマンスでも見ているかのようで、とってもアーティスティックでした。
 


 牛フィレのロッシーニ風・アスパラガス&エシャロットコンフィット
 
 全てが好みだったというわけではありませんでしたが、ユニークなプレゼンテーションと
 サプライズ的なディナーを舌以上に、目でも楽しませて頂きました!
 そもそも、こちらはソースが好みでは無く、ソースは付けずそのままの素材の味で
 頂きました。




 デザートは、もんさんがクレープシュゼット、私がピーチ・メルバを頂きました❤
 テーブル横にセットされたガスコンロは、もんさんのクレープシュゼット用。
 目の前で大きな炎をあげながら仕上げて頂きました!派手な演出は、ついつい
 鉄板焼きや中華を思い出してしまいますsei


 クレープシュゼット

 この辺りから、もんさんは既に記憶喪失状態ですので、デザートは私が頂きましたsei
 私には甘すぎたクレープでしたが、バニラアイスが良いお仕事をされておりました!
 完食は出来ず。


 ラズベリー&ピーチメルバ

 そしてこちらが私がオーダーしたデザート。
 このピーチ・メルバは、オーギュスト・エスコフィエ※1がオペラ歌手ネリー・メルバを記念して
 作ったデザートなのだそうです。

 周りを薄いアメの膜で覆われた
とっても美しいデザートでした!アメを少しずつ割りながら中のムースと
 フルーツそしてアイスを頂きます!こちらは、さっぱりめで食後にはピッタリ❤
 総合して美味しく頂けたレストランでした!

※1オーギュスト・エスコフィエ(1846-1935)
伝統的なフランス料理を大衆化、革新に貢献した人物として知られる。
1903に出版した料理の手引は今日でも古典料理のレシピ集・教科書として用いられている。
サヴォイ・ホテルの総料理長→リッツとの出会い→
ホテル・リッツ(パリ)カールトンホテル(ロンドン)をリッツと共に開業
その後リッツ・ロンドンやカールトンホテルの運営に携わった人物
【→詳細はこちら



 [気になってしまったこと]

 スペイン初日から、とても興味深いパフォーマンスを見た夜でした。
 満足出来るディナーではあったのですが、ホテルのサービス面が非常に良かっただけに
 こちらのレストランのサービスは首を傾げる瞬間が何度かありました。スペインでの
 スタンダードがわからない初心者ですので、今まで行った国で体験してきた事と比べると
 国のおおらかさから来ているのか、この店に限っての事なのかはわかりませんが、
 下記のような事は気になりました。

 ○メニューはひと通り覚えている止まり。素材の知識無し
  (質問しても答えを持っていないので、質問するのは辞めました)
 ○確認してきますねと言ってテーブルを去った担当の方は戻ってこず
  (忘れてる?そんなに難しい事は聞いていないのですが、、、)
 ○おしゃべりに夢中で担当の方にアイコンタクト出来ない
  (周囲のテーブルの方も他の担当者で困った様子でした)
 ○お客様がそれ程居ないのにテンパっている 等

 特別な気分で来ていらっしゃるお客様だって居ると思いますから、この辺の事で
 目についてしまうのは勿体無いなぁ~と思ったモンドでした。お料理を作るシェフと
 担当者のバランスは難しいですね。やはり心は通じますからテンパっていても
 自分がサーブするものに対して情熱のある方にサーブして頂きたかったです❤
 自分が出しているお料理に興味が無いなんて、食いしん坊の私には
 考えられません、、、。私なら頼み込んで味見する事間違いありませんsei


グルメ旅の方へのひとくちメモ

バルセロナのレストランサーチをしていて更に驚いた事があります。
こちらのレストラン・カエリスもそうなのですが、このクラスのレストランでもランチが
非常に
お手頃なお値段で頂ける所が沢山あります。因みにカエリスのランチであれば、
39ユーロ
でワイン付きが頂けます!!

私のようにスペイン初心者の観光も食べ物もと欲張っているものにとっては、2時間半くらいは
かかるであろうランチの時間は、なかなかハードルが高くもありどうしても、
ディナーでの
利用になってしまいますが、何度か来られている方、グルメに特化した旅をしたい方は
是非、お目当てのレストランをリサーチしてみる価値がありそうです!スペインは、
絶対再訪したい国となりましたので、何時の日かお目当てのレストランで
ランチが出来る日が
来ると良いなぁ~
sei




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