11月20日のことです。
私は昼前に、チワワ♂直虎の口内腫瘍(エプリス)の手術と、ダックス♂百次の退院で動物病院にいました。
その時に1本のLINE。
ティアハイムスタッフからで、「ひかる」が骨折したかも知れない、とのことでした。
左前足を浮かせて着かないというのです。
経緯を聞いたら、
デッキに出ていた「ひかる」が、ボランティアさんが窓ふきするために窓(デッキに通じる掃き出し窓)を開けたら、室内に飛び込んで入ってきてしまった。
もう一度、デッキに出してあげようと、窓ふきを担当していたボランティアさんが「ひかる」を抱き上げたところ、パニックになってしまって、抱っこして中腰の姿勢の高さから飛び降りてしまった。
バリケンネルの上にいったん着地して下に降りた。とのことでした。
小型犬じゃあるまいし、中型犬が1メートルかそこらの高さから飛び降りて骨折するの?と疑問でした。
とりあえず、万が一のことを考えて、夕方4時半に病院を予約して戻りました。
骨折したかも知れない左前足首の付近は、腫れあがってきていました。
午後4時半に病院。
レントゲン検査の結果、やはり骨折していました。
※下の写真は手術が終わって退院後です。
骨折箇所は、左前足首のちょっと上あたりです。
前腕骨(橈骨と尺骨)が折れていました。
飛び降りた際に着地点が不安定だったのか、足を変な方向で降ろしてしまったのか・・・
とにもかくにも、負わなくてもよい怪我をさせてしまって可哀想なことをしました。
その日(11月20日)、午後4時半に病院に行き、ちょうどチワワ♂直虎の手術中でしたが、直虎が終わった後に緊急手術してくださることになり、入院しました。
手術は無事に終わって、11月22日(火曜日)退院しました。
骨折箇所にピンが入っています。
11月22日の退院以降、ゲージレストで排泄以外は、安静にしています。
経過は良く、2週間後のチェックということで、本日再診でした。
動物病院で、わりと落ち着いています。
本日、抜糸をして、固定してあるギブスを巻きなおし。
まだピンは入っていますので、また2週間後の再診ののちに、抜ピンのスケジュールを立てることになると思います。
意外に物怖じしないので、ビックリしました。
保護犬猫に何か事故が起こったら、私の責任です。
今回は指導不足、管理不足の結果です。
本当に申し訳ございません。
「ひかる」は、大柄の男性を怖がることが多くて、また抱っこされたことでパニックになって暴れてしまったのだろうと思います。
事前に「抱っこをしない」ということを徹底してボランティアさんに伝えられていたら・・・
抱っこする際は、首輪をしっかり掴んで暴れないように安定させていたら・・・
その認識と注意が、私を含めてティアハイムスタッフにも足りなかったのだろうと反省しています。
仕事をする上で、こんなことをしたらこういう結果になるかも知れないと、いくつかのストーリーを想像しながら物事を行うというのは、とても大切です。
そしていつも、どこに誰がいて何をしているのか、犬はどこにいるのか、誰といるのか。
ティアハイムでは様々な作業の傍らでいつもアンテナを張っていないといけません。
犬猫の譲渡先を決めるにあたっても、いつも最悪なストーリーも想像します。
そしてそれに対して、万全の策をお願いしています。
それの一つでも怠ると、事故に繋がります。
今後は、特に扱いに注意が必要な臆病な犬について、リードをつけて誘導するように徹底致します。
また小型犬の抱き上げも座った姿勢でお願いします(立ったまま、抱かない)。
ティアハイムにボランティアに来てくださる皆様も、どうか気をつけていただけますようお願い致します。
ひかるには、多数の里親希望をいただきました。
特に「志村どうぶつ園」に出演してから、多くの方がオープンシェルター里親会にも「ひかる」に会いに見学にお越しになりました。
でも、ティアハイムに通って「ひかる」に慣れていただき、一緒にお散歩の経験を積んでいただける方しか出せないと思い、全てお断りしてきました。
本当にそれは「ひかる」のためになっているのか?
普通の家庭で1頭で落ち着いて暮らせるほうが早く慣れて良いのでは?
色々なご意見、お考えもあるかと思います。
でも今回の怪我(骨折)のようなパニックでの事故も考えると、いきなり慣れない環境下で、新しい家族のもとに大丈夫だとは言い切れません。同じようなパニックを起こす可能性もあります。
思い出してみれば、長崎市の中型犬多頭飼育崩壊現場で、亡くなった飼い主は高齢の男性で、ひかるは狭い木箱に閉じ込め飼育されていたのです。
その虐待的な飼育状況におかれて、食べるものも満足に与えられていませんでした。
体重5キロくらいしかなく、餓死寸前で、二次性の溶血性貧血でした。
成長期に十分な栄養も取れず、骨自体も弱かったかもしれません。
もっともっと、ひかるの栄養管理にも気をつけるべきでした。
今は体重9キロになり、栄養状態も良くなっていますが、骨/関節のためのサプリメントも与えるようにしました。
また来年以降、里親募集を再開しますが、怪我が完治するまで、どうか見守っていただけますと幸いです。
長崎Life of Animal様からお預かりした大切な子です。
無事に新しい家族に引き継ぐために、今一度気を引き締めてお世話をします。
引き続き、どうか「ひかる」のことを見守ってください。
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