1/29(木) 茨城センターへ

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先週1月29日(木)茨城センターへ行ってきました。
すぐに記事をアップできなかったので、今日の昼には記事を書くつもりで写真だけとりあえずアップして準備していたのですが・・・
今日の昼前に、茨城センターに収容犬たちの確認の電話を入れてから、やりきれない怒りと絶望感と後悔で、何も書く気持ちになれませんでした。
でもやはり、今後のためにも書いておかないといけないと思い、気持ちを持ち上げています。

この日の収容犬舎。
新しく犬たちが入ってきていて、混雑している犬舎もありました。
この犬舎には同じ飼い主(多頭飼育)から7~8頭の犬が捕獲収容されてきていて(放し飼いだったのでしょう)、その子たち含めて10頭以上の子たちがいました。
※以下、4枚、同じ犬舎の中の写真です。












犬舎内で遊ぶ無邪気な犬たち(動画)


この中で小ぶりの2頭は他団体から声がかかっているということで、残りほとんど同じ飼い主だった犬たち。
なぜか、白っぽい1頭だけ自分の犬だから返してくれといったらしく、残りの犬たちは知らないと・・・。飼ってない、ご飯あげていただけ、なんでしょうか。
メス犬の数頭は、今まさに授乳中のようなおっぱいをしていました。
乳飲み子はどこに行ったんでしょう。
母犬がいなくなって死んでしまうのでは?

上の動画のように、慣れない場所でも遊び始めるくらい、この子たちは今、自分たちが置かれている現状がわかっていません。
全部は無理だけれど、傍にきて手の匂いを嗅ぎに来た2頭を、この子たちがご縁が決まると思うから、と職員さんに伝えました。
イコール、自分では「検討するから残してくださいね」と言ったつもりだった。

それが、まったくそのような理解をされていなくて、翌日の金曜日には処分されてしまっていた・・・ということを今日知って、言葉が出ませんでした。


前回、この子たちの記事を書きました。

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気にしてくださった方がいたので、急きょ2頭の処分をストップしていただきました。
それでこの日、その後のこの子たちの様子を確認する目的もありました。
気にしてくださった方があったけれど、ご家族の同意が得られずにやはり引取りは難しいとのことでしたが、でも残していただいたから、なんとかなるならアルマで引取りを検討しようと思っていたのです。

向かって左側の鼻黒の女の子
最終部屋ではない、別の犬舎にいました。
こうして毛布の上でくつろいでいたのですが、やはり人が近づくと逃げてしまって触ることが出来ない。
環境を変え、時間をかければ、そのうちにきっと慣れることはわかっています。
でも、ご縁が遠いままずっと保護し続けられるキャパシティがありません。
非情ですが「諦めます」と伝えました。
一度は処分に送られるところをストップしたのに、また最終部屋に送ることになってしまった・・・。

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もう1頭の向かって右側にいた子犬は、個別犬舎に移されていて、臆病ながらこうして抱っこも出来るようになっていました。
この子は後日、引取りをすることになりました。

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運命の分かれ道ではないんです。
この子たちがセンター収容されることになったのは、私たち人間の責任。
だからこの子たちには、何の責任もない。
人間の都合で振り分けたにすぎません。


他の犬舎にも人馴れしている子が何頭かいて・・・
でもまだ期限前だったので、直接声をかけていなかったのですが、今日、安否が確認出来た子(まだ処分に送っていない子)は、残していただけるようにお願いしました。

アバラが見えるほどに痩せていたMIX♀茶白



それから、MIX♂黒
10キロ越えだと思いますが、すぐに寄ってきて、柵にしがみついていました。

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残してくださいとお願いしながら、ティアハイムの子のご縁が決まってスペースが空かないと引取り出来ないので、こちらも無理をたくさん言っていることは重々わかっています。
センターの収容スペースも限られていて、次々と犬たちが入ってきて・・・
人馴れしているからとか、可哀想だとかいう気持ちだけではどうにもならないことも・・。
感染症の感染や蔓延を防ぐために、長期逗留は良くないことも・・。
犬同士の相性や咬傷事故を防ぐためにも、適正管理があることも・・。
万が一の多頭収容に備えて、犬舎に余裕を持たせておかないといけないことも・・。
わかっています。

でも、
でも、毎日センターに行けるわけではない。
その日、センターで出会った子たちが、唯一、命を繋げるか繋げないのか。
何十頭もいる中でのたった1頭か2頭。
それだけしか出来ないけれど、わずかな可能性でもチャンスでもあるなら、なんとかしたい。


私が「諦めます」といった子は、すぐに最終部屋に移されてしまった。
さっきまで毛布の上に寝そべっていたのに・・・
あまりに可哀想で見ていられなかったので、やっぱり元の場所に戻してくださいとお願いしたのです。

最終部屋

でもどんな行き違いがあったのか、戻されることなく、金曜日に処分に送られてしまいました。
あの多頭飼育の飼い主から来た子たちも・・・
人馴れして差し出す手の匂いを嗅いで舐めていた子も・・・
翌日の朝に命を絶たれるとは知らずに無邪気に遊んでいた子も・・・


いくら私が何とかしたいと思っても、毎月2~3頭しかやっとの思いで引取り出来ない。
いつもいつも絶望感と戦いながらも茨城センターに通い続けるのは、こうした中型雑種犬たちが処分される現状を変えなければ、今の日本の殺処分ゼロなどあり得ないからです。
ここに収容される子たちを忘れずに思いを持ち続けなければ、飼い主のモラルを問うことさえ出来ない。
日常のように忘れ去られてしまう、このセンターの子たち。


センターでは決して泣いたりしませんが、今日は本当に悲しくて泣きました。

同じく中型MIX犬の収容が多い千葉センター。
千葉センターでは常時、何頭くらいの譲渡犬を管理しているのか。
今は全ての犬が基本、個別管理になり、期限が切れてから譲渡対象になるのかどうかの選別が行われて、大手団体さんの努力もあって、子犬・成犬含めて、常時40~50頭くらいの子たちが管理されて残されています。
もちろん以前はそうではありませんでした。
大型犬舎に詰め込み管理だったのが、最初は小型犬や子犬用の3階建てのステンレスゲージが入り、そのゲージが増え、大型犬舎には、1頭1頭の個別のステンレスゲージが入り(大型犬舎に最大10個ほどのステンレスゲージ)、センターも最大限に努力していったのです。
パルボの蔓延を防ぐために、収容と同時に全頭に1種パルボワクチン接種をして、譲渡選別に残った子には混合ワクチンを打ち、フィラリア検査をして、予防薬や内部寄生虫の投薬をして・・・
ボランティアさんたちが安心して引取り出来るように事前の予防や治療に努める。
これがセンターの譲渡事業を発展させる起因にもなるのです。
だから、茨城センターにも、もっともっと前進していってほしい。
管理する側の大変さは並大抵ではないと思います。
でも管理が進めば、きっともっと多くの手が差し伸べられるはずです。
多くの手が差し伸べられるということが、変わるきっかけになるのです。