アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター<DOCP(パーコーテンV/ザイコータル)による治療>
アルマ動物病院 https://alma-ah.com/
1530061 東京都目黒区中目黒4-4-2-102
TEL:03-6412-7760
二次診療施設<アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター>を併設しています。
糖尿病をはじめとするホルモン疾患の治療とご家族のお悩みを一緒に解決できるように診療をおこなっております。
内分泌病
ホルモンとはからだのいろいろな臓器から分泌されて、血流に乗って目的の器官に運ばれて生命機能を維持するはたらきをもつ重要な情報伝達物質であり、このホルモンを分泌する臓器を内分泌器官といいます。おもなものとして下垂体、甲状腺、上皮小体(副甲状腺)、膵臓、副腎、卵巣、精巣などがあります。これらの内分泌器官に不具合が起きて、症状が見られるのを内分泌疾患(病)といいます。
犬猫の主な内分泌疾患
糖尿病
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能亢進症
上皮小体機能低下症
上皮小体機能亢進症
■副腎皮質機能低下症(アジソン病)
-がんばったチェリーちゃんの経過から-
(この内容は2012年5月アルマブログへアップした記事です。)
以下はフロリネフから当時海外で発売されたばかりのパーコーテンVに切り替えることによって症状が安定したチェリーちゃんの経過です。
治療は最初フロリネフを治療推奨量で開始した。
1週間後一般症状は良好とのことであったが、多飲多尿、脱水そしてNa/K比(20.2:正常では27~40)の低下が見られたため、フロリネフを1.5倍とした。
それでも1週間後には多飲多尿と共に食欲の低下がみられ、Na/K比(20.0)が依然として低下し、さらには(腎前性)腎不全を併発していたため生理食塩水の皮下点滴を行ない、フロリネフを2倍にした。
これにより5日後にはNa/K比(24.0)は低めであるものの症状は回復した。
その後1日2~3gの食塩を食事に添加して与えるようにしたことで腎不全を引き起こすことはなくなった。
しかし、これ以降も定期的な血液検査は必要で、多飲多尿が見られるときにはNa/K比も低下するなど推移は不安定(21.9~41.7)で、フロリネフの投与量は3倍の0.06 mg/kg/dayにまで増量することもあった(図1)。
このようにフロリネフの投与は高容量となっていたが、依然として電解質や尿素窒素が不安定であったことから、フロリネフをパーコーテンVに変更して治療開始量の2.2mg/kgを筋肉内投与した。
これにより、投与当日に25.1であったNa/K比が10日後には37.4、30日後には33.2と正常範囲を維持していた。
これ以降投与間隔を30日前後として2年が経過しているが、投与間隔、投与量に変化はなく、多飲多尿などの臨床症状は見られず、Na/K比(27.6~46.1)も良好に推移している(図2)。
糖質コルチコイドのプレドニゾロンはオーナーの希望によりパーコーテンV導入当初は併用しなかった。
しかし精神的あるいは肉体的なストレスが加わると、元気消失、食欲廃絶、下痢、嘔吐などの症状を示し、血液検査ではCRPが著高した。
しかしプレドニゾロンを投与すると著効することから、最低限量(0.2mg/kg)のプレドニゾロンを隔日で併用し、ストレスの加わることが予想される場合には倍量を投与することを勧めた。
これにより同症状の再発を防ぐことが出来ている。
チェリーちゃんはこの論文発表後もパーコーテンVにより安定したコントロールを保ち、2011年10月、18歳4ヶ月でこの世を去りました。
パーコーテンVは実に5年間投与していました。
現在当院では8匹のワンちゃんがアジソン病で通っておられます。
このチェリーちゃんのブログが縁となっておいで頂きました。
チェリーちゃんで培った経験を元に診察・治療をしています。
2012-05-18
アジソン講座2 がんばったチェリーちゃんの経過から | アルマ動物病院/アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター
2012年5月当時は8症例でしたが、現在 アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センターではピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)による治療経験が30症例以上となっております。
現在の治療に悩まれている方、不安不満をお持ちの方は是非一度アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センターへお越しください。
今日から3月ですね
とても暖かい気温で3月スタート
目黒川のさくらはもう少し先のようですが、楽しみです
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二次診療アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター
診療内容
糖尿病診療
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副腎皮質機能低下症(アジソン病)診療
甲状腺機能亢進症診療
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