アジソン病6-アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター <内分泌病辞典>-
アルマ動物病院 https://alma-ah.com/
1530061 東京都目黒区中目黒4-4-2-102
TEL:03-6412-7760
二次診療施設<アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター>を併設しています。
糖尿病をはじめとするホルモン疾患の治療とご家族のお悩みを一緒に解決できるように診療をおこなっております。
内分泌病
ホルモンとはからだのいろいろな臓器から分泌されて、血流に乗って目的の器官に運ばれて生命機能を維持するはたらきをもつ重要な情報伝達物質であり、このホルモンを分泌する臓器を内分泌器官といいます。おもなものとして下垂体、甲状腺、上皮小体(副甲状腺)、膵臓、副腎、卵巣、精巣などがあります。これらの内分泌器官に不具合が起きて、症状が見られるのを内分泌疾患(病)といいます。
犬猫の主な内分泌疾患
糖尿病
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能亢進症
上皮小体機能低下症
上皮小体機能亢進症
今回は<副腎皮質機能低下症(アジソン病)の治療>についてお話します
-副腎皮質機能低下症(アジソン病)の治療はどうやってするの? -
アジソン病は分泌の低下している糖質コルチコイド(コルチゾル)と鉱質コルチコイド(アルドステロン)を過不足なく補填することが治療の目標となります。
治療は主に内科的に内服薬、注射薬で行います。
“非定型”アジソン病の治療
糖質コルチコイドのみの分泌低下のため、プレドニゾロンにより補填をします。
症状の消失を目標に行いますが、投与量が過剰になると多飲多尿などのクッシング症状が出現しますので、注意深く観察して投与量を調整する必要があります。
“定型”アジソン病の治療
治療薬には内服薬の酢酸フルドロコルチゾンと注射薬のピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)があります。
<酢酸フルドロコルチゾン>
酢酸フルドロコルチゾンはファーストチョイスの薬剤であり、糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドが一定の割合で配合されています。
フロリネフ錠(アスペンジャパン社)に代表される内服薬となります。
体重5kgで1日2回 1回半錠を開始量とします。
症状やNa/K比などの血液検査所見をもとに投与量を増減しますが、2.5~3倍まで増量することがあります。
また、Na/K比が正常まで回復しても症状が消失しない場合にはプレドニゾロンを併用することがあります。
これらの内服薬の服用量は個体差が大きく、フロリネフを増量してもNa/K比が良化しない症例や、良化しても体調が回復しない症例もいます。
これらの症例にはDOCPを使用した治療への移行を検討します。
<ピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)>
ピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)は鉱質コルチコイド作用のみの注射薬となります。
Percorten(パーコーテン、エランコ社)、Zycortal(ザイコータル、デクラ社)の2種があり、0.088mL/kg を開始量として25日毎に投与します。
糖質コルチコイドはプレドニゾロンなどにより別途補填を行います。
この治療法は以下の点でフロリネフによる治療よりも有効性が高くなります。
・糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドの補填を全く別に行うため、フロリネフのような両者のアンバランスがおきません。
・ピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)の効果にはほとんど個体差はなく、過量なフロリネフが必要であった症例でも開始量を増量する必要はありません。
・ピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)は症状、血液検査を観察しながら、投与量の減量や投与期間の延長を行うことが可能です。
アジソン病の治療に関しては、費用面から並行輸入によるフロリネフの治療が主流となっているようです。
この治療で以前の元気を取り戻していればとても良いことです。
もし、”今ひとつ元気になりきれていない”、”症状が消えない”などがありましたら、是非ピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)の使用を検討してください。
フロリネフからピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)治療に変更した飼い主は皆満足しているという報告があります。
そして、アルマ動物病院ではピバル酸デソキシコルチコステロン(DOCP)による治療経験が30症例以上となりますが、やはり飼い主様は皆、治療に満足していただき、以前の元気を取り戻したと仰っています。
現在の治療に悩まれている方、不安不満をお持ちの方は是非一度アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センターへお越しください。
アルマ動物病院 糖尿・内分泌病センター<内分泌病辞典>
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) | アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター | 目黒区 中目黒 糖尿病 アジソン病
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