クッシング症候群3-アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター <内分泌病辞典>-
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糖尿病をはじめとするホルモン疾患の治療とご家族のお悩みを一緒に解決できるように診療をおこなっております。
内分泌病
ホルモンとはからだのいろいろな臓器から分泌されて、血流に乗って目的の器官に運ばれて生命機能を維持するはたらきをもつ重要な情報伝達物質であり、このホルモンを分泌する臓器を内分泌器官といいます。おもなものとして下垂体、甲状腺、上皮小体(副甲状腺)、膵臓、副腎、卵巣、精巣などがあります。これらの内分泌器官に不具合が起きて、症状が見られるのを内分泌疾患(病)といいます。
犬猫の主な内分泌疾患
糖尿病
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能亢進症
上皮小体機能低下症
上皮小体機能亢進症
今回は<副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の症状原因>についてお話します
-副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)はどんな原因で発症するの?-
クッシングの原因には主に3つあります。
1、下垂体性クッシング(PDH、クッシング病ともいいます。)
脳下垂体から分泌され、コルチゾルの分泌を刺激している副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の過剰により、副腎皮質からのコルチゾル分泌が過剰となるタイプです。
これは小型犬種に多く、クッシングのおよそ8割を占めていて、中には脳下垂体が腫大して脳を圧迫し、脳神経症状を示す症例もいます。
2、副腎原発性(AT)
副腎皮質自体が腫瘍化することで、コルチゾル分泌が過剰となるタイプで、おもに大型犬が発症する傾向にあります。
ほとんどは片側が腫瘍化して巨大化しますが、反対側の副腎は脳下垂体からの負のフィードバックにより、大きさは正常から小さくなります。
3、医原性
副腎皮質ホルモン製剤 “いわゆるステロイド” を慢性的に使用することで、クッシング状態となるもので上記の症状が出現してきます。
この状態では副腎皮質からのコルチゾル分泌は低下してしまい、中には生産をストップしてしまっていることがあります。
このため、ステロイドの投与を止めることで急には生産を開始することができずに、逆のアジソン症状を引き起こしてしまうことがあります。
近年犬は室内で飼育されることが多くなり、飼い主との距離が非常に近くなりました。
これはいろいろな病気の早期発見につながっていますが、他方で飼い主の喜怒哀楽を享受することにもなり、ストレスが高くなっています。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の発症が増加傾向にあるのもこのストレスが大いに関連していると考えられます。
また、最近の副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の傾向として症状が分かりにくくなっているのも特徴と思われます。
このため、健康診断にて血液検査や画像検査から本症を疑い、ACTH刺激試験により診断を受けたが、
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の症状がみられないという例が増えています。
実際に副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)のセカンドオピニオンとして、”診断を受けたが、治療は必要なのか?”という問い合わせがとても多くなっています。
診断に不安をお持ちで、治療の必要性に悩まれている方は是非一度お越しください。
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