アルマ動物病院での副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)診察
アルマ動物病院は”ALMA”(スペイン語で“心”)の通い合う病院をモットーとして2001年世田谷区中町での開院以来地域診療と糖尿病・内分泌病センターおよびハイドロセラー施設“CLUB ALMA”を併設した2次診療をおこなって参りました。そしてたくさん“うちの子”をご家族と見守らせて頂き、たくさんの思い出と貴重な経験を頂くことができました。
この経験をもとに2024年6月2次診療施設「アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター」を新たに開院いたしました。
■「アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター」の副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)■
甲状腺機能亢進症 - アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター 東京 目黒区 遠隔診療 オンライン診療 (alma-ah.com)
★当院は2次診療施設となりますので、かかりつけの先生からのご紹介が必須となります。
犬では内分泌疾患の中で最も発症率が高く、多くは8歳以上で発症します。
とくに小型犬の発症は増加しています。副腎皮質ホルモンのうち糖質コルチコイドの合成分泌が亢進する疾患となります。
猫での発症はとても少ない疾患です。
■病因
下垂体の腫瘍化による副腎皮質の機能亢進(下垂体性副腎皮質機能亢進症、PDH)と副腎皮質自体の腫瘍化による機能亢進(副腎性(原発性)副腎皮質機能亢進症、AT)があり、前者は小型犬、後者は大型犬に多く見られます。
■症状
多飲多尿、多食、体幹肥満(腹部膨満と四肢の筋量低下)、皮膚疾患、沈うつ・無関心などとなりますが、いずれも必ず出るわけはなく、出ても軽いものから重篤なものまでと個体差がとても大きいものとなります。
糖尿病を併発すると病態は複雑になります。
■治療
トリロスタンという内服薬による内科的治療が主体となります。この内服薬の作用は副腎皮質のホルモン合成阻害であり、副腎皮質を破壊してクッシング症候群を治すものではありません。
このため、一生服用する必要があります。
また、内服薬の効果には個体差が大きく良好なものから、乏しく特殊な内服薬への変更が必要なこともあります。
このほかPDHでは下垂体が腫大する(巨大腺腫といいます)ことがあり、大脳を圧迫するようになると神経症状を示すことがあり、放射線療法や外科手術が必要になります。
当院では糖尿病を併発するなどの重篤な症例が多数来院しています。
重症例はカウンセリング枠でお受け致します。
アルマ動物病院 糖尿病・内分泌病センター
診療内容
糖尿病診療
内分泌病診療
一般診療
ワクチン・フィラリア、ノミマダニ予防等
栄養相談(ダイエット、手作りごはん)
体格診断
遠方にお住まいの方には糖尿病・内分泌病の遠隔診療(オンライン診療)を行っております。
詳しくは当院ホームページをご覧ください
東京都目黒区中目黒4-4-2-102