2012-05-12 15:26:15

アジソン講座1 まずはじめにアジソン病の治療から

テーマ:長谷川院長講座★

アジソン講座 1




まずはじめにアジソン病の治療から





アジソン病を煩った“うちの子”の飼い主様は、まず“アジソンてなに?”ということでネット検索をするようです。これに対しての経験を踏まえた解説は後からしようと思います。

というのは当院にお越しになるほとんどの方はアジソン病の治療方法・経過に対する不安が動機になっているからです。

犬のアジソン病が増えてきたといっても、ほとんどの動物病院では初めて遭遇したという場合がほとんどで、専門書を紐解くことがほとんどとなります。そして治療に対しては、ほとんど糖質コルチコイドのプレドニゾロンと鉱質コルチコイドの酢酸フルドロコーチゾンを使用することになります。

プレドニゾロンは手に入りやすい製剤なのに対して、酢酸フルドロコーチゾンであるフロリネフは日本で購入すると非常に高価な薬剤です。幸い外国からの輸入により比較的容易に、安価に入手することができ、動物病院や飼い主様が直接購入して使用しています。

しかし上述のように飼い主様が治療に対して不安を抱く一番の要因が、このフロリネフによる治療効果が上がらずに症状が改善されない、あるいは不安定であることにあります。

本院では、このような症例に対してはフロリネフからDOCP(ピバル酸デソキシコルチコステロン)製剤であるパーコーテンV注射薬への切り替えを提案しています。この注射薬はミネラルコルチコイドホルモンのみを有する製剤で、筋肉内に注射することによって作用が25日前後持続します。

この注射薬に切り替えた症例は全例とも安定した効果が得られ、症状も改善します。さらにほとんどの例でフロリネフからの切り替えもスムーズです。

しかしこのパーコーテンVは現在日本で発売されておらず、その予定もほとんどないようです(仮に予定されたとしても、承認されるまでに数年を要します)。さらに、本製剤は外国で入手することになりますが、手間と時間を要するために常備している動物病院は少ないようです。




アジソン講座 2では、アジソン病で長年頑張ってくれたチェリーちゃんの経過の要約をお話します。



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