「生きてさえいれば、希望はあるもんや。
せやけど、体はもちろん、
心が死んでしもても希望は潰える。
生きな、あかんよ。
どんな状況でも、生きな」
18巻p92-93 アナスタシアの台詞。
自分に言い聞かせるように呟いたこの言葉。
冷静沈着な彼女が自分を鼓舞するように感情をあらわにする珍しいシーン。
「どいつもこいつも勝手なんだよ。
好きだったんだろ?
なんでたかが感性の違いで幻滅するかな。
そんな馬鹿な話、おかしいじゃないか。
だから、僕は好きな相手は顔で選ぶ。
好きな顔をしている相手であれば、
僕はその顔の持ち主がどんな子であっても
幻滅なんてしないよ。
だって顔が好きなんだから。
その顔である限り、
僕の愛は永遠のものだ」
18巻p306 レグルスの台詞。
17-19巻あたりはレグルスの気持ち悪さが爆発しています。
特に気持ち悪かったのがこの台詞。
でもレグルスの口調ってなんか癖になるんだよなぁ。石田彰が適任すぎる。
助けて欲しいという絶望は、
救いという希望を求める心と表裏一体だ。
19巻p183での一文。
ネタバレになるからあまり言えないけど、強いて言うならエミリアの気持ちかな、これは。
逃げ道があれば、人は弱くなる。
帰る場所は挑戦心の炎を弱火に変えかねない。
19巻p225での文章。
アニメにはまだ出ていないリリアナという人物の心情に寄り添った文章ですかね。
「愛は違ってもいいと
寛容に受け入れることよ。
皆が皆、同じ方角を見て、
同じように思い、同じように感ずるなど
虫唾が走る」
19巻p244でのプリシラの台詞。
五章は登場人物が多いですね。
どんな相手にも臆する事なく強気な発言をする彼女は見習うべきかもしれません。
痛いのも苦しいのも、嫌だ。
だけど、悲しいのはもっと、もっと嫌なのだ。
19巻p308での文章。スバルの心境。
何度死に戻りをしてもなお、悲しい結末にならないよう痛い目にも苦しい目にも遭う彼のモットーのようなものなのかもしれません。
抱えたものの数だけ弱くなるなら、
何のために生きるのだ。
そうではなく。
抱えたものを守れるだけ、
強く在ろうと、そう望めば、いい。
20巻p137での文章。ガーフィールの想い。
五章ではガーフィールが子供と絡む微笑ましい描写が結構あります。意外にもミミと絆が深くなります。ミミ&ガーフィール、めちゃめちゃ可愛いので注目です。
無力感とは、容易に人を絶望へ陥れる。
そして、絶望とは死に至る病だ。
20巻p270での文章。リゼロを読んでるとこの文章の説得力やばいですよね。
記憶がなくても、
思い出が失われても、
絆までもが消えてなくなるわけではない。
仮に消えたとしても、
また紡げないわけではない。
21巻p70での文章。四章以降のリゼロは『記憶』がキーワードの一つでもある気がします。
誰とどんな話してもええ結果にならんから。
な?」
21巻p202でのアナスタシアの台詞。
見た目に反して一際大人びている彼女の台詞が五章、六章では目立ちますね。
たとえ誰が見ていなくとも、
罪人の罪は己の心が知っている。
善悪は、わからない。
難しい。
正誤は、確実な自信がない。
見つからない。
しかし、罪の意識は己の中にある。
罪に相応しい罰の基準はない。
だが、罪に相応しい罪の意識は己の中にある。
22巻p102での文章。
かなりネタバレになりますがこれはテュフォンの記憶での描写です。
安心がなければ
そこに土台を築くことはできない。
土台が築かれていなければ、
その上に未来という域の基礎は組めない。
基礎が組めなければ、
未来は完成しない。
23巻p244での文章。23巻は特に絶望がすごいので心して読んだほうが良いです。(誰)
「簡単は妥協と裏表で、
賢いはズルいのお隣さんなんだよ。
俺は......うん、
俺は妥協とズルをしたくなかったんだ」
24巻p65でのスバルの台詞。スバルの言い回しって面白いから好き。
どんな食材を揃えても、コックの腕が悪ければ話にならないことの証明だ。
マズい食材はない。マズい料理があるだけだ、
とはスバルの好きな名言だった。
24巻p163での文章。語彙力高めのスバルが好きな名言なだけあってなかなか良い。
24巻p183での文章。とある理由で自分以外を疑っていたスバルの心情が感じられますね。
偽善でしかないと、
そう括られたならなんだというのだ。
この世の行いは結局、最終的にどう受け止めるかは自分の持つ秤次第でしかない。
為されない善行に意味はなく、
偽善なんて言葉は究極的には存在しない。
25巻p12での文章。結局言葉や行動は、受取手次第で薬にも凶器にもなり得るのかもしれません。
『死』を恐れる人間の中には、眠るように死にたいと望むものも少なからずいるだろうが、
その経験をしたスバルに言わせてもらえば、
そんな『死』は望むべきではない。
『死』には『死』の意味があるのだ。
人生の終焉には、終幕には、
それとわかる終わりが付属していなければならない。
25巻p59での文章。僕も眠るように死にたいと思って生きていたからハッとさせられた。何度も死を経験している人の考えは違う。
実感のないモノを信じるのは、
とてつもなく勇気のいることだ。
形のあるモノを信じることと比べれば、
確かめる拠り所のないモノを信じるために必要とする力は、
いったいどれだけあれば
安心できるのか掴みようもない。
25巻p182での文章。六章では「信じる事」の重要性を痛感させられます。
弱い人間が選択肢を限られるのは事実だが、
それで心まで卑しくなりたくはない。
道ならぬ道を強いている、
そのことを忘れて、
笑えるようになりたくはない。
25巻p208での文章。弱い人間だからこそそれを分かっているのは強さだな、と感じられます。
物事も形から入るばかりになる。
立派な剣を持てば、
品のいい服を纏えば、
折目正しい言葉が使えれば、
それらしくなれると信じ、やってきた。
だからこそ、その意地を通そう。
見栄を、保とう。
背筋を正し、
身嗜みを整え、
そう在りたいの願う姿を装い、
意思を貫く杖とする。
それこそが、
私が永遠に被ることを決めたハリボテなんだ。
見栄を馬鹿にするものもいるだろう。
だが、それと同じくらい、
見栄を眩しく思うものがいるのだと信じている。
────私が、騎士の在り方に焦がれ続けるように。」
25巻p229-230でのユリウスの台詞。ここ絶対カッコ良いからアニメで観たいなぁ。
過ぎ行く時間というものが、
優しくも残酷であることを知っている。
時は傷を癒やしもするが、
想いを古めかしくすることもある。
25巻p241での文章。「時が解決する」系はよく聞くけれど、その逆はあまり聞かないから新鮮ですね。
「惜しむなら、
怒るのではなく、
泣きなさい。」
25巻399pでのラムの台詞。辛い状況でのいつもと変わらぬも愛のあるラムの叱咤が沁みます。
おわり
16-25巻と言っておいて18巻からでしたね笑
16.17に名言がなかったわけではないけれど、メモし損ねてました😥
ちなみに25巻のあとがきで「六章完結し、『Re:ゼロから始める異世界生活』という作品もようやく折り返して地点」と書かれていたので、
単純計算で、、、
あと25巻出るの!?😳😳😳
終わる頃には何歳になっているのやら😸
ちゃんと全部アニメ化してちょうだいよ〜。
26巻ももう出てるけれど今月発売される27巻とまとめて読もうと思います。
七章ではどんな展開が待っているのでしょう。
読んでくださりありがとうございました🐤