防災研究機関「人と防災未来センター」では、非常時に備えるための減災グッズを、
0次、1次、2次の3段階に分けて設定しています。
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- 0次
- いつもケータイ!
自宅や避難所など安全な場所に移動するため、常に携帯したいもの。
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- 1次
- 非常持ち出し品
1日の多くを過ごす場所に置いておく、被災した1日を過ごすために必要なもの。
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- 2次
- 安心ストック
ライフラインが途絶えても、救助が来るまでの数日間(3日間~)を過ごすために必要なもの。
今回はいますぐできる「0次の備え」の紹介をしようと思います。
0次の備え
大前提は「いつでもどこでも携帯する」こと。
そのためには「欲張らない」「重くしない」こと。
不安に駆られて色々と入れてしまうと、サイズが大きくなったり重くなったりして、持ち運ぶことが億劫になってしまいますよね。
実際に「減災グッズ チェックリスト」にあるものを全部入れてしまうと、気軽に持ち運ぶには重すぎる量になります(実証済 笑)。
季節や環境に合わせて調整するのがベストではないかと個人的には思います。
さて今回は、どんなカバンにも選ばす入れやすい7点を厳選して紹介します。
貴方のカバンには入っていますか?ぜひ、ご確認を!
1.パーソナルカード
- パーソナルカード
- 保険証番号や家族の連絡先など、被災時に必要になる情報をまとめたカードのこと。
パーソナルカードには様々な形がありますが、家族全員が持つようにしましょう。
関連記事:【ほぼ無料】アレルギーっ子はまずやろう!パーソナルカードを作るの巻
2.ミニホイッスル
災害時、身動きがとれない場合などに「自分がここにいること」を伝えるために使用します。
リール式キーケースに鍵と一緒にぶら下げておくと、取り出しやすく便利です。
子どものランドセルにもつけやすいものを選んでみました。参考にしてみてください!
3.お菓子
災害時には、個包装の小さなお菓子を入れておきましょう。季節によって溶けてしまうチョコレート菓子や、水分が欲しくなるようなビスケットなどは避けましょう。
4.常備薬・お薬手帳
被災時は体調を崩しやすいので、普段使っているお薬を持ち歩くと安心です。
いつもの薬を服用できなくなってしまうことで、薬の種類により、その反動で病気の症状が服用前よりも悪化してしまうことがあります。
ほとんどの大規模災害被災地では、初期に救命救急があるため、数日は通常診療に対応することが困難になります。
薬の在庫数に限界もあるため、持病を持っている場合は3日分以上の薬を持っていると安心です。
また、避難時にお薬が持ち出せなかった場合は、
お薬手帳に記載されている薬品名と用法・用量がを元に、救護所などでスムーズに薬を処方してもらうことができます。
5.現金(10円玉・100円玉)
普段のお財布とは別に、特に10円玉と100円玉を数枚用意しておきましょう。
公衆電話で、自分の安否を伝えられるのが「伝言ダイヤル」を使用することが可能です。
6.衛生・救急用品
災害時以外にも、ちょっとした子どもの怪我にも対応することができます。
被災時、手洗いの代わりや、感染症対策に有効です。
アルコール+ティッシュでウエットティッシュの代わりに使えるので、カバンのサイズと相談して!
女性は生理用ナプキンを常に持ち歩きましょう。赤ちゃんのおむつなどとしても使用することができます。
7.ポリ袋
エコバッグを忘れた際などの普段使いから、防災時には、手当に使ったり、雨具(ポンチョ)など様々な用途としても使えます。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は、ほぼ買わなくても家にあるものをバッグに入れるだけで防災ができる!という防災グッズ7点を紹介しました。
欲を言えば、モバイルバッテリーもミニライトも入れたいところですが、
忙しい人が日常の延長で充電をしたり、電池を補充したりとするには、少しハードルが高い場合があるかも…と思い、今回は見送りました。
(また機会がある時に紹介できれば…)
オマケ
さて、私はというと、下の商品をベースに何点か追加して使用しています。
厚みもなく、バッグの大きさを選ばず入れることが可能だからです。
携帯防災セットは今ではいろんな種類が増えて、迷ってしまうくらいです。
ぜひ普段使いの一員に加えてあげてくださいませ!