否認
※今回は長文です
金曜日の夕方、夫の母から訃報が届きました
夫の祖母(父方の祖母)が亡くなりました。
99歳でした。
ちょうど映画を観に行く前に訃報が届きました
ちょっと映画を観に行くのを躊躇しましたが
家にいても何も出来ないので映画に行きました
そしてお葬式に参列することになりました。
夫の家族のお葬式に参列するのはこれで2度目です
1度目はまだ結婚する前
初めて私が夫(当時まだ彼氏状態)の家族に
会いに行ったときでした
すでに夫の祖母(母方の祖母)は具合が悪く
話せないし理解も乏しい状態でした。
施設にいたおばあさんに会いに行き
私が彼女に挨拶をすると
笑顔で反応してくれました
私の服の色がカラフルで
目がほぼ見えなかったおばあさんだったけど
服の色に惹かれたのかな
とみんなで話していました
そして数日後、訃報が飛び込んできました
その時は着る服も靴もなくファストファッションで
黒服と黒靴を買いに行き
初めてのフランスで
初めてのフランスの葬儀に参列しました⛪
今回は夫の父方の祖母
今回も黒服、黒靴、黒バッグがなく
ファストファッションの寄せ集めで
朝から買い出しに行ってきました
靴は時間がなく月曜日に買いに行きます
午後からは夫の両親と妹と一緒に
棺にいれる花を選びに行きました
花の種類にビックリ
日本の仏花のように落ち着いた色ではなく
バラやコスモスなど赤や黄色、オレンジ、紫といった
華やかな花がズラリ
それを組み合わせたものを選びました。
白だけの花はなんか結婚式ポイと
夫の妹が言っていて
夫の祖母も明るい色の服をよく着ていたので
最終的にはカラフルな花になりました。
その後夫の祖母に会いに葬儀屋さんの霊安室へ
すごくキレイな顔をしていました
しっかり入れ歯もいれて
彼女のお気に入りのベストも着ていました
亡くなった方のお顔は何度も拝見してきましたが
日本人以外の方は初めてでした
しっかりプロの方がエンジェルケアをされていて
本当にキレイでした
夫の家族は土葬なので日本とは違い
服も彼女の服、入れ歯もしっかり入れて
顔の形は整えていました
ただ亡くなる前から食事が出来ていなかったらしく
以前、私が彼女に会ったときより痩せていました
彼女にはフランスへ毎年行っていた時に会っていて
カードゲームやダイス🎲ゲームなど
よく一緒に楽しみました
彼女はすごい強かったんですよ-!
本当は少し気むずかしい人だったみたいですが
私をすんなり受け入れてくれて
少しの間でしたが素敵な時間を
一緒に過ごしました
ただ私にとって一つ、心残りなのは
フランス語でしっかりお話が出来なかったこと
まだフランス語を勉強し始めた頃で昨年は
コロナウイルスで施設にも面会に行けなかったため
話すことなくお別れになりました
そしてもう一つは夫のこと
夫は仕事のため日本に住んでいます
私が単身で留学しに来ている状態です
夫は葬儀に参加できません
それは仕事のためでもあり
国際情勢のため飛行機のチケットが
高騰していて到着時間も遅いためです
本当に残念でなりません。
それに私は夫のそばに
いることさえ出来ないのです
支えてあげられない
夫の祖父がなくなったときは夫と私は日本におり
葬儀には参加できませんでしたが
一緒に悲しみを分け合いました
今回はそれも出来ないのがつらいです
海外に住んでいると言うことは
家族の死に目にも会えないということを
つくづく痛感しました
このような経験は夫なしではもうやりたくないですが
人生経験としてしっかり参列してきます