こんにちは、個別進学塾アライン大網校
室長の宮崎です。
前々回の理科を学習する意味①の続きです。
わたしが考える理科を学習する意味は、
様々な現象に対して疑問を抱き、それを
追求する姿勢を養うことです。
例えば、地球は自転しながら太陽の周りを
公転しています。
自転速度は日本付近でおよそ時速1,500km、
(赤道付近では、一周を約40,000kmとして
40,000km÷24時間=時速約1667km)
公転速度はおよそ時速11万kmという
スピードです。
時速11万kmというとてつもないスピードで
宇宙空間を移動する乗り物に乗りながら
時速1500kmでコマのように回転している
という、普通に考えると、とんでもない状況で
日常生活を送っている訳です。
乗り物酔いしやすい私などは、これを考えただけで
酔いそうです。何で平気なんだろう?
別の例では、地球の大気による圧力
(大気圧/空気の重さ)は海抜0mで約1013hPa
1㎠で約1kgの圧力がかかっています。
1㎡では何と10tの圧力がかかっています。
でも、私たちは空気の重さなんて感じて
いませんよね。感じていたら体が重いなんて
もんじゃないです。何でなんだろう?
など、理科で学んだことを流さずに、何でなの?
と不思議に思ってみる。
そんなところから、不思議を追求する興味や
好奇心が生まれてくるのではないか、と考えます。
理科に限らず、何で?と疑ってみる、考えてみる
ことは、いろいろな場面で役に立つと考えます。
さきほどの地球の自転についてですが、地球が自転を
一瞬にしてピタッと止めたらどうなるでしょうか?
考えただけで恐ろしいですよね。慣性によって私たちは
時速1500kmでふっとんでいくことに
なるんだろうなあ。とんでもないことですね。