ポソン祭

ランカは祭りばっかりやん感じですが、今月も6月11日は、ポソン祭だった。


ポソンは、仏陀がランカに仏教を伝達した日だそう。

岩の上に僧侶の集団が現れ、岩の下で動物の狩りをしている男性を止める、生き物の不殺生を説く図が有名で、この日は新聞やテレビでその図が何度も流された。


子ども達は、家の前に石を積み上げ、僧侶や狩りをする男性の絵をのせて、その図を再現する。



この飾りは「ミヒンタレー」と呼ばれ、夜には小さな火がともされる。


生き物の不摂生を説く日にちなんで、

サイトでは、牛の解体業者に売られる予定の牛を三頭買い取り、その牛を自由にする儀式が行われた。
買い取られた三頭の牛をリヤカーに乗せ、サイトの人々は行列を作って「牛を食べるのはやめよう!」と言いながら近所を歩き回る。


私は牛肉が好きだけど、参加させてもらった。


ランカの人は、牛肉や豚肉は食べない人が多いけれど、鶏肉は食べる。
私が牛肉を食べると言うと、「牛がかわいそう」と言われる。
豚は雑食なので、「豚は汚いから食べたくない」のだそう。
牛や豚はだめだけど、鶏肉を食べるのは構わないという線引きは、どこから来たのだろう。
ムスリムが豚を食べず、ヒンドゥー教徒が牛を食べないという、他の宗教の影響もあるのかもしれない。

実際、ランカにはムスリム(7.6%)やヒンドゥー教徒(7.1%)も少なからずいる(2006年、CIAHPより)。


私の友達には、ベジタリアンが何人かいるけれど、私は今のところ、お肉も食べている。
ただ、鶏を絞めたときの、あの哀しそうな鶏の目は、忘れてはいけないと思っている。

無駄な食べ方をせず、おいしくいただきたい。


ポソン祭では、先月のウェサック祭と同じく、無料で振舞われる様々な食べ物の屋台(ダンサラ)が出た。

バス停でバスを降りると、目の前にジュースのコップをぐいっと差し出され、びっくりしてしまった。

でも、そこに集まっている人々の顔が「たっぷり飲んできなよ!」と言っていて、びっくりするくらいおいしかった。

「どうぞたくさん召し上がれ」っていう雰囲気がすごく気持ちいい。

 アイスクリーム ダンサラ


 ご飯 ダンサラ

屋台の裏では若いお兄ちゃん達がせっせと食事の支度をしていた。


買い取られた三頭の牛、買い取るのに5万ルピーもかかったそうだが、その後、買い取った人に牛を養っていくお金があるとは思えない。
あの牛はどうなったのだろう。
よく道端でゴミ漁りをしている野良牛を見かけるけど、あれは「自由にされた牛」なのかな。