元妻にお金を出さないように、夫にはお金をほとんど持たせないようにしました。

その頃、ついにクレジットカードも取り上げました。

もうこれで、義両親が何を言っても、夫の判断でお金は動かせなくなりました。

夫名義の全ての口座を把握するのに、何年かかったことでしょう笑い泣き



お金の使い道はひとつひとつ相談するよう約束し、でもどうせまた、約束なんて続かずに簡単に裏切るだろうとも思いながら、夫を信じる束の間の日々を過ごしました。


本当に束の間でした。

数日後、元妻から夫にメールが届きました。

「お金を貸してください」

貸す?

貸して?

どうやって返す?



「仕事が見つかったら、少しずつ返すって」


はぁ?


借金が帰ってきたことありませんけど⁉︎



「無視すれば?」






まだ子どもたちが幼く、母子家庭だった頃、子どもを通して知り合った友人(当時)がいました。

少しお姉さんの彼女は面倒見もよく、私も小さな子どもを抱え、時々お世話になっていました。

フットワークも軽く、誰からも信頼されている、そう思っていました。

私が仲良くする姿を見て、ある人が心配して私に忠告しました。

「あの人ね、お金にだらしがないから、気をつけた方がいいよ」



私は元夫の借金で離婚しています。
人の話を鵜呑みにしてはいけないけど、お金のこととなると、つい防御を固めたくなります。

私は彼女と仲良くしつつも、警戒するようになりました。


ある日、誰かが口火を切りました。

彼女にお金を貸してと頼まれたと。

すると、「私も」「私も」と、その子どもを通した集まりの人たちが次々と口を開きました。

中には数千円ずつ貸して、一度も返してもらっていない人もいました。


「財布を忘れた」
「子どもに渡すお金を持ち合わせていない」
「夫に財布を握られてる」

借りる言い訳は様々でした。

夜、子連れで家に訪ねてきて「子どものおかずを買えない」と言われた人もいました。


ご主人が余程ひどい人なのかと思いました。

助けてあげたかったけど、元夫の借金から離婚して、子どもを育てている私には、その頃にはまだお金絡みの人間関係に踏み込むことができず、距離を置くようになってしまいました。


それから半年ほど経った頃、彼女は町を去りました。

色々な噂が立っていました。

男を作って出て行った

借金取りから逃げた


残されたのは、ご主人と育ち盛りの息子二人。

そのご主人と同級生だという友人が、事の経緯を教えてくれました。


彼女は家事をせず、家がゴミ屋敷なこと。

飲食関係の仕事をしていたから、いつも夕食がその飲食店の残り物だったこと。

借金しまくって、ご主人が何度か返済したものの、もう返すお金もなくなったこと。

浮気をしたのはこれが最初でなく、いつも違う男性と一緒にいたこと。

浮気がバレて離婚すると言うと、死ぬと言って飛び出し、道路の真ん中で横たわったこと。


どこまで本当かわからないけど、確かにその家は住んでいるとは思えない、外も荒れた家でした。

結局、お金を返してもらえた人は、一人もいませんでした。





そんな過去の話を思い出し、夫に話しました。

「あなたには、お金に困っている人の気持ちはわからないでしょうね。でもそれは、あなたが助けることじゃないわ。どうしても自分の努力でどうにもならなかったら、行政が手を差し伸べるべきよ」

きっと夫には、この意味はわからないと思います。