ポルくん
8月5日、深夜0時30分頃に愛犬のポルくんがお空の国へお引っ越ししました。
16歳と10ヶ月、毎日食欲もりもりでチョコチョコ歩き回ってこれまで大きな病気もしたことないおじいワンで9月にお誕生日会するのを心待ちにしてました。
8月4日のコスサミの日、自分は昼過ぎに家を出たけどポルくんはいつものようにごはんもおやつも食べてほっぺを撫でるとすり寄って甘えていつもどおり元気でした。20時頃に母親からもLINEで「晩ごはんもしっかり食べたよ」と来ていて安心していました。
21時頃に栄を出て帰宅していたのですが電車に乗ってる最中に母親から着信が。電車を降りてかけ直すと「ごはんを食べてしばらくした後ポルくんの息が少し荒い、念のため夜間救急センターへ連れてく」とのことでした。
家に着いて妹犬のピーちゃんを構ってると再び母親から電話が。「今診察中だけどさっきよりかなり悪化してて命が危ない、持って明日まで。迎えに行くからすぐ行けるよう支度して」と言われました。昼に見た時は元気だったのに何で…と思いながら身支度してピーちゃんにもリードをつけたら母が戻ってきました。けど「ピーちゃんは連れてかなくて良い、他にも来てる子達も皆大変な状態だしポルくん死ぬかもしれないのに病気じゃない子を連れてくなんて」と言われた。でもこっちは「繊細なピーちゃんを何時間も留守番させたらピーちゃんまで危なくなるかもしれない、ポルくんが死にそうなら尚更ピーちゃんも連れて会わせてあげるべきだ」と反論。それでも母親は置いて行けと頑なだった。けど仕方なく留守番させようとするとピーちゃんは何度も何度も外に出て待とうとしなかった。「絶対行くんだからね!兄ちゃんに会うんだからね!」と言いたそうに。ポルくんの状態が一刻を争う状態なのもあり親は仕方なくピーちゃんも連れてくことを承諾。
病院に着いて面会させてもらうとポルくんは酸素室の中で上を向いて呼吸もうまくできず苦しそうにしていました。それでも頑張ってこっちを見て目には涙がどんどん浮かんできた。獣医には肺水腫と説明を受けた。いつもあんなに元気だったのに急になることもあるんだ。しばらくして他の家族も駆けつけ面会。それでも病状はどんどん悪化するばかりだった。
2時間くらい経っても一向に良くならず、獣医には朝一でかかりつけの病院に連れていけるよう紹介状を書いてもらったけど明日まで持たない可能性も高いと。母親はピーちゃんに「さっきは冷たいこと言ってごめんね、ピーちゃんだってお兄ちゃんが心配だったもんね」と頭を撫でながら謝罪。死が目前なのは苦しんでる様子を見て明らかにわかった。だからせめて最期は家で看取ることにした。
酸素室を貸してもらえたけど帰る途中で死ぬ可能性もあると言われて覚悟はしてた。
日付が変わる頃に酸素室ごとポルくんを車に乗せて家に向かった。相変わらず酸素室の中でハッハッと苦しんでたのに途中で立ち上がって歩いてびっくりした。「ぼくは絶対おうちに帰るんだ、苦しいけど負けないぞ!」って気持ちがひしひしと伝わってきた。
ポルくんってば普段は雷や病院が怖くてすぐ震えて犬見知りが激しくて赤ちゃん犬相手でもすぐ逃げるビビりっ子だったのに本当はすごく強くて誰よりも根性がある子だったんだ。そういえば赤ちゃんの頃もベッドに飛び乗ろうとして失敗してもめげずに成功するまで何度もジャンプしてたもんね。
ようやく家に到着。その時もまだ背中で小さく息をしたり顔を動かしてました。
部屋に酸素室を置くとポルくんは少しぴくっと動いた後皆に見守られながらお空に向かいました。
よく頑張ったね、家族と過ごしたお家を本当に好きでいてくれたんだね。すごいよポルくん。こんなにも強くて頑張り屋のポルくんは家族の誇りだよ。
お空にはポッケ兄ちゃんとピッピもいるから寂しくないね。
真夏なのですぐに保冷剤と凍らせたペットボトルを近くに置き、早めに葬儀をしないと体が傷んでしまうため次の日に葬儀へ。
少し寝て5日の昼頃にお寺へ行きました。ピーちゃんは元気にお兄ちゃんを見送らなきゃとしっかり朝ごはんも食べて偉い!箱にはポルくんによく似合ってた赤ちゃんのようなロンパースと大好きなおやつ、プリキュアのポルンのお手玉ぬいぐるみも入れました。葬儀はすんなり終わったものの火葬が立て込んでて順番待ちのため自宅での待機に。
その間Xには友人に相互フォローの方達だけでなくよその愛犬家さん達からもたくさんのお悔やみのコメントをいただき、まさかの憧れの方からは同じく愛犬を亡くしたことがあるからと心配のDMをいただいてしまってびっくりしたりで!
本当に皆様ありがとうございます!愛犬家の皆さんはお空にいるわんちゃん達がポルくんとお友達になってくれると言ってくれたしこんなにも愛されてポルくんは幸せだよね(*⌒∇⌒*)
さすがに疲れたのでピーちゃんと一緒にお昼寝して夕方には火葬も終わったので遺骨を引き取りに。遺骨を入れる袱紗は色が選べたのでもちろん黄色一択!童顔で足が短いポルくんにはヒヨコやプーさんのロンパースが違和感無さすぎて似合ってたから。
ようやく一息つけたかな。
10年以上一緒に暮らすともういないのについ修正で目が勝手に部屋の中を探してしまうんだね。ポルくんは普段から大人しいし全然吠えないのにそれでもいなくなると家がものすごく静かになってしまったように感じる。
もうあのふわふわの体も小さな頭もちょこんとした足も感じられないのは辛いし悲しくてたまらない。それでも長生きしたし家族皆で最期を看取ることができたのは良かったと思う。
家の子でいてくれてありがとう。ずーっとポルくんのこと大好きだよ。