いきなり始まって、いきなり終わる物語・・・
ただ単に急に思いついただけですww
憎しみと愛は表裏一体のコインのように・・
ーーー「・・嫌いだろう?」
「・・は?」
唐突に、本当に唐突に言われたその言葉にアリスは読んでいた本から顔をあげた
「何がよ」
せっかく・・盛り上がっていた所を中断されたためか、いささか不機嫌そうになるその声に
ブラッドは面白い物をみつけた時のような意地の悪い笑みを浮かべては
「君の元家庭教師とやらの事だよ」と言ってみせた
「私が先生のことを嫌いだったっていうの?」
馬鹿馬鹿しい・・とアリスは大げさにため息をついてみせる
元家庭教師・・アリスの元彼の事はブラッドにも話したことがあるし、その際に
「そんな熱い視線で見られたら誤解してしまいそうだ」なんていう言葉をいわれたのも記憶に新しい
(何を考えてるの?この人)
「いいや違う、”嫌いだった”ではなく”嫌い”だ、現在進行形のな」
「馬鹿なこといわないで」
現在進行形で嫌いだなんてもっと意味がわからないじゃない
そもそも自分はもう、あの人のことをひきずってなどいない
彼は私のことをきれいさっぱりに振ってくれたし、もともとつりあわない存在の人だったのだ
今更、あの人には何の未練も存在していないわけで・・
「それは君がそう思おうとしているだけだ、君は確かにその男の事が嫌いでしかたないはずだ」
「ねぇ、その自信どこからくるの?」
「自信などではないさ、君は私を熱い視線で見てくるのと同時に殺したくてしかたない
そんな視線も向けてくるからな」
「っ!ブラッド」
がたっと、かっとなって立ち上がったせいで机に載せてあったティーカップの中の紅茶が揺れる
そんなアリスを見て実に楽しそうにする男をアリスは殴りつけてやろうかと思った
「そんなに熱くなるなお嬢さん、何、当然の事じゃないか」
「当然って」
「当然だろう?その男は君を振ったんだ、そして違う女を好きになった
君の気持ちを知っていながらね」
「・・・・」
「なら君がその男のことを嫌いになるのも、憎くて殺したくてしかたないのも当然のことだ
君の気持ちを踏みにじったのだから」
「・・・・」
(なんで・・)
違うと、そうじゃないといいたいのに言葉が出ない
たしかに、アリスはーー自分は先生のことが好きだった
だけどその先生はずっと姉に憧れ恋焦がれていたのだ
(きっと、いいえ先生は私と付き合う前から姉さんのことが好きだったのよ)
ずっと・・
ずっと・・
先生は私じゃない姉さんを好きになったのだ
「そんな感情は・・醜いわ」
ぽつりとアリスの口からやっとのことでもれたのはそんな言葉だった
「認めたくないほどに?」
「えぇ」
(だって・・)
その感情を認めてしまったらきっとアリスが嫌いになるのは先生だけではない
そんな先生に愛された・・大切なあの人の事まで嫌いになってしまう
だから・・
「君は本当に私を楽しませてくれるよ」
退屈する暇を与えてくれない、と目の前の先生によく似た人が笑う
そしてそんな男に腕を捕まれ、引き寄せられたアリスはおちる一歩手前で、そんな言葉を聞くのだった
「私も、私を愛してくれないそんな君を殺してしまいそうだ」
END
・・・・なにこれ?
自分で書いててもよく意味のわからない話になったような気がします、いや、なってるよw
と、とりあえずこのお話、恋物語、っていう化物語シリーズの本であった内容がすごいよかったのでアリスでやってみたんですが、なんか予想以上に意味不明なことになりましたね
とりあえず解説しますと
アリスは先生の事が好きでした
なのに先生はアリスではなく姉のロリーナを愛していました
先生はアリスと付き合い、彼女が本当に自分のことを好きでいることをしっているにもかかわらず姉のことを好きになってしまいました
そのこと自体は普通のこと、しかし”好きな人”が別の人の事を好きになったら
そこには多少であれ、自分以外の人を愛したその人のことを恨む気持ちが芽生えてしまう
しかしアリスはそんな感情をずっと押し込めていた
それが今回、ブラッドに言われて(見抜かれて)気づいてしまったと
そういうわけです・・
別にブラッドじゃなくてもよかったんですけど、先生がでてくるとどうしても出しやすくてね
そんなわけで次はエースあたりの話でも書けたら書きたいので、その時はまたよろしくお願いしますね^^