節分、葡萄の挿し木、踏み込み温床、マノの風邪 | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年2月4日

 

節分、葡萄の挿し木、踏み込み温床、マノの風邪

 

 2月に入って、雪がどかどか降った。

 30センチ以上再び。

 ハウスが半分雪に埋もれ、雪の重みで壊れることもあるからと言われ、周囲の雪を少し避けた。

 毎朝、ハウスは太陽の光を浴びて幻想的に綺麗で、バイト帰りやダンテ達をハウスに移す前の時間など、寒さに震えながらも見とれている。

 節分は、しっかり豆まきをし(時雨が)、イベントとして恵方巻を作った。お稲荷様用の稲荷寿司と太巻きを十数本。9合の米では20本も巻けないのだと知った。オーソドックスな太巻き、きゅうり、卵、カニカマ、シイタケ、紅ショウガのものを6本、サーモンとマンタイの刺身太巻き5本くらい、しゃぶしゃぶ用豚肉を焼肉のタレで味を付けた焼肉巻きには白菜の千切りとからしマヨネーズを。今回、このからしマヨネーズはなかなか良かった。

 マノはこの厳寒の中、外を走り回って元気だったが、

-14度を記録した今朝、遂に風邪をひいてしまった。昨日からちょっとくしゃみをするなぁとは思っていた。今朝3時半過ぎ、階下に降りて来た時には、マノの右目は涙でいっぱいで目が開かず、口を開けて上を向いていた。

「どうしたの、マノ子」とティッシュで涙を拭きとり、ストーブの前で抱っこしていた。

 朝はいつも抱っこしたがるので、部屋があったまるまでの少しの間、いつもストーブの前で抱っこしているのだが、今日はものすごくうるうるした目で朱鷺(shuro)を見るので切なかった。

 節分も過ぎたので、今日は葡萄の枝の挿し木と踏み込み温床のために穴掘りでもしようと思った。午後から、ハウスの中の網を敷いていないほんの一角を掘り、植木鉢に入れる土を確保した。掘った土にもみ殻燻炭と赤玉、鹿沼土を混ぜて葡萄の枝は植木鉢に植えてみた。

 上の方は草の根があったりミミズがいたりして、ダンテ達も喜んで集まってきていたが、底にいくと石がゴロゴロ出てくるし、ハリガネムシみたいなやつが3匹も出てくるし(気持ちが悪いのでゴミに出した)、最終的には赤土になる。粘土質の土なので、畝にはむかない。ビニールの内側あたりに運んでかためてみた。

 堀った穴には、落ち葉を確保出来なかったので、一番底には杉の葉、それから干し草を踏み込み、もみ殻燻炭や米ぬかを振りかけて、更に干し草を。

 川の水を汲みに行ってみたが、道の脇の夏場に水を汲んでいる場所は雪に埋もれて川面が凍っていた。仕方がないので上流にさかのぼってみて、ようやく水が汲める場所を見つけてバケツに一杯汲んできた。そして、干し草の上にザバーッとあけているときに、バケツの底に小さな川エビを発見。「あらら、ごめんよ」と川に戻してきた。

 お昼過ぎあたりまで天気が良かったのだが、14時をまわった頃から吹雪いてきたので、家に入った。

 マノはストーブの前に椅子を置いてもらって、そこで口を開けて上を向き、休んでいた。丸くなって眠りたいだろうに、苦しそうで切ない。リジンを何度か水やだし汁と一緒に飲ませているし、エサにも混ぜて食べさせた。早く回復してくれることを祈るのみ。