葡萄剪定作業 | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年1月12日

 

葡萄剪定作業

 

 これは、もちろん、朱鷺(shuro)のRakuen作業ではなくって大規模ブドウ農家さんの剪定作業ことである。剪定作業はだいたい2月~3月にやるのが良いらしいが、朱鷺(shuro)が数年前からお手伝いに行っている農家さんはけっこう大規模にやっていて、だいたい12月ころから作業を始めて3月の終わりくらいから4月の初めまで掛かって剪定を終えるそうだ。

 で、今シーズンは興味を引かれて選定作業の見学をお願いしていた。昨年、誘引の際に切り落とした枝をいただいて挿し木してみた葡萄の枝が見事に根が生えて、Rakuenに植えてみたのだが、秋の早い霜にやられて死んでしまったみたいな感じだった。

 が、それでも、再度挿し木に挑戦するつもりだったので、剪定も知っておきたいなということと、いつかどこかで誰かの役に立てるかも知れないと思ったからだ。

 昨日の時点で、「明日、行ってみても良いですか?」と聞いていたら「10時からになります」とのご返信をいただいていた。それで、今日はわくわくしながら行ってみた。朝方は雨模様だったので「なんで~」と思っていたが、午後から晴れる予報だったし、昨夜は気温が高かった。(高かったとはいえ、マイナスにならなかっただけではあるが。)寒くなく作業できるという予想だ。

 曇っていた空は次第に青空が広がり、朱鷺(shuro)の格好を見て「寒くない?」と心配くださっていた農家さんも、最終的には「暑くなった」と上着を脱ぐほどの気温になった。

 朱鷺(shuro)が勉強したいことにすごく配慮くださって、「若い木の方が基本が分かり易いと思うから」と4年目くらいの若木の剪定を見せてくださった。

「この木が最終的に残す木で、まずは一本目の枝は向こう(斜めの方向のやはり残す木の方角)へ向けてー」等と、丁寧にご説明くださった。実をならせる枝を何本か選んで1メートルくらいで切り落とし、同じ枝から生えているほかの子たちは枝元から切り落とす。最初の枝が右に残す場合、もう1本は反対へ。

 その枝元から切るのはバランスなどを考えて農家さんがやり、その切った枝を取り除く、ということを体験してきた。切り落とした枝は蔓であちこちに絡みついているので、その蔓を一本一本切りながら取り除かなければならない。この蔓切りがかなりの時間を要する。

 なるほど。どの枝を残すのかの選別は出来んが、決めたあとの作業は出来そうだ。これも常に上を見ての作業なので、首にくるし、今日は見上げる方向を間違うと太陽が目に入って「ぎゃあああっ、眩しいぜぃ」となる。

 しかし、剪定が終わってすっきりした木を見るとなかなか清々しい気分になる。わずか2時間足らずだったこともあり、なかなか楽しかった。

 しかし、春から秋にかけて、葡萄の枝は何メートルも伸びるものらしい。そのほとんどは切り落とされてしまうので、なんだか、ちょっと痛い気持ちになる。

 だけど、今回は挿し木する枝も選んでいただいて、挿し木の仕方もしっかり教わってきた。

 手伝ったよりも邪魔した時間の方が長かった気がする。

 今月はこのままお手伝いしたかったが、3月の佳境に入った頃にもう一人の方とお手伝いお願いしたいと言われた。

 ということで、とりあえず、取り残してまだ実ったままだった房を一つと、挿し木用の枝を何本かいただいてきた。枝はしばらく土に埋めておいて、3月に入ってから挿し木した方が根付きが良いと言われた。

 ブドウの種は育苗ポットに、枝も何本かを植木鉢にやってみて、ハウスの中に置いてみようかと考えている。

 まだ春は遠いが、春作業に少し手がついた気がしてちょっとわくわくする。

 

 最後に、溜め息の出るハナシ。

 帰宅後、りんかと買い物に出かけた。必要最低限の食材を買いに行ったのだが、会計を済ませる辺りで、袋詰めをする場所から、りんかがおつりを受け取るためにちょっとレジへ戻った。そのとき、次の方の会計が始まるところで、年配の男性がレジの前に立っていた。

 レジに近づいたりんかは突然咳き込んで戻って来た。

「なんか、病院のような匂いがする」

「あ、それワクチンだよ」

 知人がワクチン接種直後の家族からやはり消毒みたいな匂いがしていたと言っていた。

「初めて体験した。これが、そうか。なんだか喉がすごく咳をした後みたいな感じでちくちくする。ほんとに血管の中に消毒液が流れてるんじゃないかってくらい臭い」

 そして、スーパーの中を歩きながら「なんか、鼻まで変になった」。

 帰宅後、ドクダミ茶をがばがば飲んでいた。

「薬草が常備されてて良かったな」

 ということがあった。

 俺はわりと鈍感だからってこともあるが、たまたまりんかがワクチン接種直後の老人に無防備に近寄ってしまったんだろう。今後は、“ワクチンからの被害を防ぐため”にソーシャルディスタンスが必要だ。ワクチン接種したヒトは2週間は出歩かないで欲しいというツイートを見たことがあるが、今回、実感してしまった。ほんとに出歩かないでいただきたいものだ。

「ポテもそう思う。シェディング被害は猫にも深刻です…(´・_・`)」