8月14日に新宿紀伊國屋ホールで「黄昏」を観て来ました。
少し日にちが空きましたがレポします。
キャスト(プログラム掲載順)
八千草薫
朝海ひかる
若山耀人
伊藤裕一
村井國夫
東京から始まって、志木、大和、金沢、名古屋、兵庫と公演されます。東京は明日が千秋楽。
映画でも有名ですが、見た記憶がなく初めてこの作品に接しました。
湖の湖畔にある別荘に避暑にやってきた老夫婦エセル(八千草薫)とノーマン(村井國夫)。地元の郵便配達員チャーリー(伊藤裕一)や隣人が迎え、思い出話に花を咲かせる。そこに一人娘のチェルシー(朝海ひかる)が8年ぶりに帰ってくる。彼女の恋人ビル(松村雄基)とその息子ビリー(若山耀人)を連れて。ひと夏の出来事の中に登場人物の人間模様が描かれていきます。
八千草さんとコムちゃん(朝海ひかる)は宝塚OG
いやあ、八千草さんがかわいかったですね。87歳とは思えない元気さでした。時々、台詞を確認するようにゆっくり話す場面はありましたが、演技、台詞ともしっかりしていて、魅力いっぱいでした。舞台の大半が村井さんとの夫婦の会話で進行するのですが、二人の会話は暖かくほっこりとして、心を温かくしてくれます。
コムちゃんは一人娘の役ですが、飾り気のない素の姿のようで、好演でした。輝けるコムちゃんも好きですが、こんな演技も好きですね。とっても良かったです。
息子のビリーを演じた若山君は中学3年生。現代っ子を等身大で演じており、村井さんとの絡みもとても良かった。期待の若手ですね。最初は20歳前後かなと思っていたのですが、フィナーレで出てこなかったので、年齢制限と思い若いんだと初めて気が付きました。
黄昏はやはり名作でした。映画でも見てみたい気がしています。
この公演、全国を回りますので、お薦めの作品です。