オーガニックコスメの真実シリーズ⑱
前回 までは、「エコサート」に関することについてかきました。今回は妊娠中のオーガニックコスメの使用に関して、書きたいと思います。
百貨店さんでの店頭販売やお電話でお客さまとお話していると、妊娠を機にオーガニック化粧品に切り替えた方もおられました。パラベンやフェノキシエタノール等の化学合成防腐剤で、胎児に負担を与えたくないというのが理由でした。
パラベンは食品や化粧品での使用の歴史は古く、比較的安全な防腐剤とされていますが、染色体異常を引き起こすリスクが懸念されます。またフェノキシエタノールには発ガン性や染色体異常は、現時点では報告されていないもの、生殖器へ負担を与えるリスクは残っているようです。
そういうわけで天然防腐剤配合の化粧水等に切り替えるわけですが、リスクがないわけではないでしょう。過去の記事「ローズマリーエキスによる時間差肌トラブル」の記事にも書きましたが、天然成分にはアレルギーのリスクがあります。ローズマリーエキスの他にも、薬効が強いボタニカル成分もあります。
アレルギー皮膚炎が出ているのにも使い続けると、お肌がボロボロになるだけでなく、女性の場合は生理不順がでるなど、体内にも異変が生じるようです。もし女性が妊娠中で重篤なアレルギーともなれば、当然ながら流産等のリスクが高まることが考えられるでしょう。母体は、健康であるべきです。
もし妊娠を機にオーガニック化粧品に切り替える場合は、アレルギーに気をつけましょう。アレルギーが出る場合は、半月~2ヶ月後に肌荒れという場合もあるようです。肌荒れが出たら次善の策として、症状が重篤化する前に、即刻使用を中止すべきでしょう。また主治医の先生との、相談も欠かせないでしょう。
多少大げさな言い方かもしれませんが、赤ちゃんの命もかかっています。妊娠中は食するモノだけでなく、身体に塗布するモノにも気を配りましょう。消化器官をとおして吸収した成分がアレルギーを引き起こす場合もあれば、皮膚や粘膜をとおして吸収した成分がアレルギーを引き起こす場合もありますので!
次回の記事 では、オーガニック化粧品のメリットとデミリットについて、書きたいと思います。
(2013年7月7日付けココログ記事 より転載)
(はてなブログ縮小版記事 )

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