小さな点と点で、か細い線で繋がっている「小さな」絆もあれば、堂々と太い線で繋がっている絆もある。
極端な例えだけれど、許してほしい。
か細い絆は、おそらくはもう二度と、お天道様の下では結ばれず、共に表の道を堂々と歩むことはないであろう絆。
太い線で繋がっているのだとすれば、きっとそれは、互いが別の環境に身を置いていても、いつかはまた解り合える絆なのだと思う。
人生は決して極端な存在ではない。しかし、稀に極端でしかない対峙もある。
人の道に決まった道はない。あらかじめ用意されて開かれているものでも、ない。
皆がそれぞれ、共に喜び、分かち合い、そしてもがきながらも歩みを進めてゆく。
時に涙し、汗が止まらず、熱を出し、
何にも感じない冷たさを実感しながら、
痛い思いも、何気ない心地好さを感じながら、
昨日までの思いを胸にしまい、がむしゃらに今日とゆう時間を過ごし、未知なる明日に向かって突き進む。
月の明かりのもと、太陽の陽射しのもと、
許された限りある時間を突き進む。
人は思い合い、互いに支え合い、どこかで必ず、また巡り合う。
いつかまた巡り合うその瞬間まで、互いの健闘を祈りながら、今日とゆう日をまた生きる。