藪くん演じる「ハル」は5年前心臓移植で病気を克服した高校生。
ミュージカルで現代劇って少ない気がするけど、この作品はまさに今、「震災」とか「津波」というワードも出てきて、どうやら東北の地方都市が舞台の平成のお話。
バブル崩壊とか、賄賂とか、私にはよくわかる(笑)お話でした。
個性的な町の人々が沢山出てきて面白かったんだけど、照井さんは北乃きいちゃん演じる真由の父親以外に、「学校の先生」だったらしいです。
後で知ったんだけどね![]()
他には、ハルの母親が安蘭けいさんで、
働いている建設会社(かな?)の社長が今井清隆さん、同じ会社の安福毅さんといった顔ぶれ。
今井さん、私何気にしょっちゅう見てる気がして・・・照井さんと共演多いのかなぁ?
建設会社の社長の貫禄あったわ~
しかも、皆に「人の気持ちがわかってない」って指摘されるんだけど、その辺も素直でいい人だったわねー。
安福毅さんは、安定の![]()
![]()
![]()
作業服が良くお似合いで![]()
ボクシングジムの神尾さん(栗原英雄さん)への「憧れの先輩」発言には。一瞬![]()
![]()
となりましたが![]()
![]()
(失礼)
その辺りも、普通に「あるある」ですよね![]()
ハルの高校の仲間達の見分けが、なかなかつかなかったのですが、修一役の七五三掛龍也さん(読めない
)がいい味出してたかな?
なんかちょっと嫌な役風だったけど、よくよく考えたら普通だし、むしろめっちゃ良い子だよなぁ?
心臓移植した友達を頑張って支えてたと思うなぁ。
「ハルが戻ってくると自分がサッカー負けちゃうから、戻ってこないで」なんて可愛いもんじゃん?
ちょっとひねった感じのラストが良かったかな?
ハルが修一の方を向くんだけど、大千秋楽の回は私、あえて修一の顔を双眼鏡でチェックしておりましたから~![]()
彼のこの表情を見て、このお話はハッピーエンド
心温まるストーリー
と認定いたしましたっ![]()
あと、オーバーチュアで「ハル」「ハル」の呼び声とともに、「ハル」の文字が出てきたり、
「ツイッター」でいろいろ陰口を言う人をシルエットで表したり、
シンプルなセットながら、なかなか興味深い演出でしたね。
最後に主演の藪宏太さんについて。
私、テレビとか全然見ないので存じ上げなかったのですが、写真のイメージとは全然違って大柄で、とてもオトナな方だったのにびっくりしました![]()
ミュージカルは初だったのかな?
歌もすご~く上手、という事はないと思うんです(失礼)
だけど、訴えかけるものがあったなぁ・・・としみじみ感じてます。
ラストのソロなんかね、高音出しづらそうだったり、ん?って思う箇所のあったと思うけど、そういうの関係ないというのか、味があった。
ミュージカルって、歌下手だったら絶対ダメだけど、上手けりゃイイってもんでもないし、その点、藪くんのラストのソロ、もう一度聞きたいと思いますし、私は好きです![]()
なんかうまく書けないけど、そんな感じ。
大千秋楽のカーテンコールで、藪くんが「平成最後にこの作品で良かった、令和でもハルやりたい」(だいたいこんな内容)とおっしゃってましたから、きっと数年後に再演あるのだと思います。
