カレル橋を渡る | 備忘録

備忘録

海外旅行大好き。悪戦苦闘の個人旅行記です。

2010/10/03 チェコ (Czech)


1400年に建てられたカレル橋はヨーロッパで現存する最古の石橋。

左右の欄干には15体ずつ、合計30体の聖人が立ち並びます。

この聖人像は橋の完成とともに建てられたのではなく、何世紀もかけて付け加えらえてきたそうです。


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ここにきて私のカメラのメモリがいっぱいになってしまう失態発生。

ここからはだんな様のカメラで撮ってもらいました。

聖人30体頑張って撮ってくれたので全部載せちゃお。



まずは聖ヴァーツラフ像。


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聖ヴィート=ヴィトゥス像。プラハ城の聖ヴィート大聖堂に祀られている聖人です。


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聖ヴォイチェフ=アダルベルト像。


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マタの聖ヨハネとヴァロフの聖フェリックスおよび聖イワン像。

犬と牢番をしているのはトルコ人。


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牢の中に捕らわれているのはキリスト教徒だそうです。表情がリアル。


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聖ペニート=フィリッホ像。唯一の大理石像。


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カレル橋に並ぶ彫刻の中でいちばん美しいといわれている「聖ルトガルディス」

傷口に接吻をしようとする聖女のために身をかがめるキリスト。


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カレル橋の上はずっと人でいっぱい。

聖人一体一体の前で人がいなくなるのを根気強く待ち写真を撮ってくれるだんな様。

サンキュ o(^-^)o


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聖カイェタヌス像。聖人の背後にあるハートがかわいい。


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トレンティーノの聖ニコラス像。


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カンパ島の公園。


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聖アウグスティヌス像。


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聖ウィンケンティウス・フェレリウスとプロコプ像。


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聖タダイのユダ像。


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橋の下に目を向けるとヴルタヴァ川の中州・カンパ島にたつ伝説の騎士ブルンツヴィークと

彼に忠誠を誓うライオンがいました。彼らがプラハの町を守っているそうですよ。


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聖ルドミラとヴァーツラフ像。


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天使に守られる聖フランチェスコ像。


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パドゥアの聖アントニウス像。

頭のプロペラがタケコプターにしかみえない。


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唯一ここだけが修復中でした。


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カレル橋に最初に建てられた聖人、ヤン・ネポムツキー像。橋で唯一のブロンズ像です。

そしてこの橋いちばんの人気者!


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ヤン・ネポムツキーはヴァーツラフ4世の妻・ソフィア王妃の聴聞司祭で懺悔を聞いていたそう。

ヴァーツラフ4世がその内容を聞き出そうとしましたが決して口を開かなかったそうです。

それに怒ったヴァーツラフ4世はヤン・ネポムツキーを拷問のにち処刑し、

遺体をカレル橋からヴルタヴァ川へ投げ捨てたそうです。こわっ。


さっきカレル4世の「飢えの壁」で感動したばかりなのに、

カレル4世の息子・ヴァーツラフ4世にはちょっとガッカリ。


川に投げ込まれたヤン・ネポムツキーが水中に消えるとき、水面に5つの星が輝いていたそうです。


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台座のレリーフ部分に触れると幸せがおとずれると言われており、ヤン・ネポムツキーのまわりは

つねに人でいっぱい。


右はヴルタヴァ川に投げこまれるネポムツキー。
みんなが触るからツルッツルのピッカピカ!


左はネポムツキーに告解するソフィア王妃と残酷なヴァーツラフ4世と猟犬。

猟犬に触るとどんなご利益があるのかはわかりません。

でもピカピカに光ってるから、とりあえず触っておきました。こんなんでいいんでしょうか。


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聖ボルジャ・フランシスコ像。


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ガイドブックにも載っているカレル橋の名物ストリート・パフォーマー。

なんかやる気がなさそう。でもお金を入れるとご覧のとおりポーズをとってくれます。

やる気なく立っているか、ポーズをとっているかで、華麗にマリオネットを操る姿は見れませんでした。


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でもこの橋でパフォーマンスをするには厳しい審査があるそうなので、

たぶんこのオジサマも素晴らしいマリオネット遣いなんでしょうね。



聖ヤン・ネポムツキーがヴァルタヴァ川へ落とされた場所にはこんなオブジェが。

みんなが触るから聖人がピカピカに光ってる。とりあえず私もタッチ (*^ー^)ノ


柵の下に手を伸ばすカップル・・・


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この柵の下を見てみると、ここにも南京錠が。


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「愛を記した南京錠を橋にかけ、鍵を川に投げ入れて愛を誓う」という

2007年イタリアで大ヒットした映画のワンシーンを真似てヨーロッパの橋ではよく見られる光景なんだそう。



洗礼者ヨハネ像。


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聖クリストフォルス像。


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キュリロスとメトデウス像。


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時計塔のある建物はスメタナ博物館。


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スグラフィット装飾が美しい建物です。


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私たち日本人に馴染みのある聖フランシスコ・ザヴィエル。

左下で支えているのは東洋人らしいです。


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サヴィエルと5つ星聖人見たからもういいかなー、なんてちょっと飽きはじめた私。

でもだんな様は頑張って撮り続けてくれます。ありがとねー。



聖ヨゼフ像。


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聖アンナ、聖母とみどり児像。


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ピエタ像。


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ブロンズの十字架と聖母、聖ヨハネ像。

ここにはもともと十字架だけが建てられていました。

この場所は橋幅が広く、公開処刑が行なわれていました。

処刑される人が最後に祈りをささげるための十字架だったそうです。


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聖バルバラ、聖マルガリータ、聖エリーザベト像。


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聖母と聖ドミニクス、トマス・アクィナス像。


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聖イヴォ像。


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聖母と聖ベルナルドス像。


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30体全部見終わったあ!知らない聖人がほとんどだったけど (´・ω・`;)


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カレル橋の前にかかっていたユディタ橋の石畳の一部。

旧市街側の橋塔横にある聖フランティシェク教会の右横で見ることができます。


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ユディタ橋は1342年の洪水で損傷をうけたのを機にカレル橋に建て替えられました。


チェコは歴史的建造物の改築工事などを行なう際、

古い建物の一部を残して後世につなぐ工夫をしているそうです。