今回は8/2(土)隣町の函南町で開催される「かんなみ猫おどり」をご紹介致します。

猫おどりとは、函南町の丹那盆地周辺に伝わる民間伝承をもとに、町おこしとして企画された夏祭りの

イベントです。1987年5月23日にまんが日本昔ばなしにおいて元になった民間伝承に類似する話が

取り上げられたことをきっかけに企画され、丹那盆地の夏の風物詩として函南町が町をあげて定着を図ってまいりました。

当初は丹那小学校の校庭や、観光施設である酪農王国オラッチェ駐車場などで開催され、

丹那盆地およびその周辺に密着したやや風変わりな地域の盆踊り大会といった風情であったが、

数年前より函南町の狩野川まつりと合体、会場も狩野川の河川敷に移動し、函南町全体のイベントとして大型化しております。

今回で第27回を数える現在の猫踊りは、単に町の盆踊り大会という枠を越え、沼津市や三島市も含めた地域の老若男女が猫に扮して創作ダンスを繰り広げるという一種独特の空間に変貌している。

「猫おどり」の謂われ

天保年間、函南の山沿いにある軽井沢の集落に住む男が飼っていた猫が、実は人語を解し笛を

吹き踊りを踊る猫であることが判明。気味悪いということで退去を申し出たところ、

それ以来猫は姿を現さなくなった(要約)…とする民間伝承を謂われとしております。

ただし猫おどり自体は、それから猫の供養や祟りなどを恐れて踊られるようになった等の
歴史が

ある訳ではなく、この伝承をもとに1980年代の終わり頃から新規に始められたものであるそうです。

なお、ここで言う軽井沢とは長野県の軽井沢町のことではなく、熱函道路(静岡県道11号熱海函南線)の旧道沿いに現存する軽井沢(かるいさわ)集落のことです。

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