姫がまだ日本に来てまもない頃、
親父がまだ生きてた頃、
その5ヶ月後には亡くなってしまったんだが、
そんなことは思いもしてなかった頃。
日本はスペインとは12月の様子が全く違う。
スペインは12月には休みが多く、
クリスマス休暇から1月の中頃まで家族で過ごすことが多い。
日本は、12月は「師も走る」ほど忙しく、
仕事やら忘年会やら、大学のサークルの飲み会やら
親父も兄貴も俺も、
すっかり日本の12月のペースが当たり前で、
姫が寂しい思いをしてるのに気づいてやれなかった。
そんな時に姫が、
「もう日本なんてイヤだー」って
ワガママになったんで
親父のバカで姫に10万円も渡すから、
姫が家出した。
姫は無事に帰って来たけど、
兄貴と俺は、姫よりも
親父を怒鳴ったよ。
もともと兄貴と親父と、
どっちが親だかわからないくらい、
しっかり者の兄貴と、
「天然な」親父だったけど
しゅんとなってた親父を思い出だす
妹の思い出はこちら。