最高善を受け取る準備をしよう!

 

 

国連事務総長のかつてのアシスタントだったロバート・モラー博士の講義に参加したことがあります。

その時、彼はナチス軍から召集令を受けた際の感動的な話をしてくれました。

心温かい平和主義者である彼は、ナチスに抗って挑もうとはしませんでしたが、物事をポジティブに考えられる人だったのです。

彼はこう話してくれました。

「この召集を受けて、私はまずシャンパンを買いに行きました。

そして、友人を招いて、自分がまるで軍隊に入るのを逃れたように祝ってもらったのです。

どうしたらそうなるかはわかりませんでしたが、そうなり得る、いいえ、そうなることが、その時私には既にわかっていました」

 

その後、多くの奇跡的なシンクロや彼を助けてくれる人達との出会いを通して、

モラー博士は召集が免除になるために必要な書類を手に入れることができました。

彼が行ったお祝いパーティは、馬鹿げて、妄想的に思えたかもしれませんが、それがそのまま事実となったことを証明したのです。

 

それから何年も後になって、形而上学的な教えを説く牧師であるレバーランド・アイクはこのように言いました。

「最悪の場所に居る時には、自分の最高善を受け取る準備をしなさい」

 

これからホリディシーズンに入り、新年を迎えるにあたって、多くの人は将来への不安をかかえているでしょう。

このパンデミックはいつ終わるのだろう?そして、私の人生や仕事は結局どうなってしまうのだろう?

ワクチン接種に関して、私の選択に異を唱える人とどのようにしたらうまくやっていけるだろう?

経済はいったいどうなるのだろうか?世界はどんどんおかしくなりつつあるのではないだろうか?

 

もしモラー博士が今ここに居たら、彼は私たちにそれが叶う前に、素晴らしい未来を祝いなさいと言うでしょう。

もし今、新しい年にはあなたの人生はちゃんとうまくいき、あなたとあなたの愛する人も豊かで健康であると決まっているとしたら、

2022年に向けてあなたはどんな準備をしますか?

未来への強い信頼を持つ者として何を生み出しますか?

『奇跡のコース』が約束してくれているように、「全ての出来事において幸福な結果は決まっている」のであり、

その真実をあなたも知っているとしたら、どんなエネルギーを自分から溢れさせ、恐れに満ちた人たちにそれを与えていきますか?

 

映画「スターウォーズ」のシーンを私は思い出します。

オビ=ワン・ケノービとルーク・スカイウォーカーが帝国の中枢に潜入しようとしているシーンです。

二人が車にのって近づいた時、ゲート近くの守衛に声を掛けられます。

オビ=ワンは手を振って守衛を催眠状態にして言うのです。「我々はあなたたちが探している者ではない」と。

すると守衛がもう一人の相棒に振り返って言います。「彼らは私たちが探している者ではない」と。そして二人を通してくれるのです。

ジェダイとして鍛錬をされたオビ=ワンの任務成功への意図は、守衛が彼らを遮ろうとする意図よりも強いものでした。

オビ=ワンのより高いヴィジョンが彼らの上をいったのです。

光と闇が出会う時、光が常に勝利します。

 

映画「タッカー」は型破りな車のデザイナーであるプレストン・タッカーに関しての実話を映画化したものです。

タッカーは1948年に自動車会社を設立し、シートベルトやディスクブレーキといったその後何十年も使われる多くの革新的な要素を車に取り入れました。

当時幅を利かせていた自動車メーカーはその新入りの登場に怯え、訴えを起こし、その結果、タッカーは上院委員会に呼び出されました。

委員会での裁判の最中も、タッカーは机でいたずら書きをしていました。

ついに無罪判決が言い渡された時、彼は仲間に自分が書いていたものを見せます。それは、なんと全く新しい革新的な冷蔵庫でした。

自分が多くのトラブルのなかに投げ込まれている法廷での裁判のさなかでさえも、

タッカーは自分の情熱と共に、次のわくわくする発明へとフォーカスをし続けていたのです。

 

ロバート・モラーとオビ=ワン・ケノービ、そしてプレストン・タッカーには一つの共通点があります。

それは、彼らが明らかな逆境においても、ひるんだり、気後れしなかったことです。

そのおかげで、彼らは、自らの窮地を遥かに超えた未来に辿り着きました。結果として、彼らの選択がその未来を創り出したのです。

 

多くの人々が恐れの中で、最悪の未来へ向けての準備をしている時でも、より良い未来へ向けて準備をすれば、

暗いエネルギーの多くを帳消しにし、運命のバランスを調整することができます。

たとえ物事が期待したとおりにならなかったとしても、確実に言えることは一つあります。

それは、あなたが最善に向けて準備をする時、最善がやってくる可能性を劇的にあげているということです。

 

そう、勝利する前の祝賀パーティは、時折勝利への道を開いてくれるのです。

 

アラン・コーエン「くつろぎレター12月号」より