「何故日本人はそんなに柔軟性がないんだ?」


贔屓にしているトルティージャ販売者にビジネスチャンスを与えたくて。

彼女のために、市役所主催のイベントで食事を売る権利をゲット。

若者に対する暴力削減イベントは下記の日程で行われました。

日時: 4月18日(土) 10:00~18:00
場所: サンフランシスコ教会広場

招待客の数は200人以上。
責任者→ 「人がいっぱいくるから、こんな食べ物やあんな食べ物を売るといいよ!」

市役所の責任者とトルティージャの販売者で、入念に打合せを行う。

手持ちのお金があまりないという彼女の為に材料を買い。
当日朝の7時から彼女の家で料理を手伝います。

COMAYAGUA-evento1
電気ガスがないため薪で料理をしなければならず、台所は戦場状態。

開始から4時間。
汗と油塗れになりながらようやく、パステリト、エンチェラーダ、カトラッチョ・・・合わせて約50食分が完成。
COMAYAGUA-evento3 COMAYAGUA-evento4

既に11時を回っていたため、慌ててタクシーで現場に向かいます。

が。

客が・・・

まだら・・・

招待客の大多数が来ていないという大惨事。

勿論、抗議です。

私→ 「招待した200人は何処にいるの!?」
イベント責任者に詰め寄ります。

責任者→ 「この暑さで来なかったみたいだねー」

私→ 「それじゃ、作った食べ物はどうすればいいんですか?」

責任者→ 「うーん。余ったら皆で食べればいいよ!」

出ました。

名物、ホンジュライズム。

それでも一応営業開始。

COMAYAGUA-evento2

客はちらほら買ってくれるものの、思っていたような売れ行きは当然期待できません。

更に愚痴をこぼします。

私→ 「人、全然来ないじゃないですか・・・」

責任者→ 「まぁ落ち着きなよ。なんで日本人はそうやっていつもイライラしているんだ?君達はもっとリラックスして柔軟に考えなきゃだめだよ。」

いやいやいや。

朝の6時に起きたのに。

自腹を切って投資したのに。

そして何より、トルティージャ販売者がこの経験を通して他の事業を始めるきっかけ作りになると踏んでいたのに。

夜の9時まで売り続け、何とか5,000円程の利益を出したものの割に合わない労働時間に申し訳ない気持ちで一杯。
参加してくれたトルティージャ販売者を直視できず、自らの予見能力不足に辟易。

やり切れなさからイベント責任者に吐き捨てます。

私→ 「日本人はこういう性格だから、国が発展したんです!」

一笑に付されましたが。

日本人の勤勉さ・真面目・愚直さを批判されたのは初めてでした。