旬畑の考える未来 | 旬畑(しゅんばたけ) 大阪市東三国の八百屋

旬畑(しゅんばたけ) 大阪市東三国の八百屋

大阪能勢、京都の朝採れ有機野菜(無農薬野菜)も扱う八百屋。
大阪市淀川区東三国に旬畑の八百屋があります。
新鮮でいい野菜をよりお安く売っています。

旬畑の名前の由来は

 

「今、畑で採れる、旬の新鮮で美味しい野菜」

 

から来ています。

 

そして、八百屋さんの名前と認識してもらうためです。

 

 

実は個人事業主の名前は「パリワール」です。

 

三国でお店をしていた時は、店の名前はパリワールでした。

 

ただ、服屋さん?カレー屋さん?フランス?

 

とよく聞かれたので

 

まだ野菜屋さんとわかる店の名前にしました。

 

 

さて、今度はパリワールの名前の由来ですが、

 

パリワールはネパール語で「家族」という意味です。

 

ぼくがWWOOFでネパールに農業経験しに行ったとき、

 

訪れた村では、ご近所同士でも家族の名前で

 

呼び合っていたことがきっかけです。

 

見ず知らずのぼくにも、お兄ちゃん、息子、弟と

 

呼んでもらえて、実際にそのように接してもらえました。

 

人と人の繋がりが薄れていく日本社会に住むぼくにとって

 

かけがえのない貴重な経験になりました。

 

その時、ぼくは

 

世界中の人が

 

他人でも家族のように思えて、

 

行動することができるなら、

 

一瞬で世界平和になるだろうなと思いました。

 

まずは身近なところから

 

お客さんを家族のように想えるようになろう。

 

そういう想いからパリワールと名前を付けました。

 

 

 

少し遠回りしましたが、

 

こういう考えの元、お店を経営しています。

 

学生になる前から飢餓・貧困に興味を持っていました。

 

なぜ興味を持ってるかというと

 

もし、あなたの目の前に

 

飢餓で死にそうな人がいたら

 

あなたはどうしますか?

 

もし、その人が家族だったら

 

あなたはどうしますか?

 

もし、その人が自分自身だったら

 

あなたはどうしますか?

 

という質問があったら

 

助けたいと答えるからです。

 

 

 

学生の時は貧困問題を

 

どうやったら解決するのかな?と思い、

 

まずは自分で発展途上国に行って、

 

ヒントを得ようと思い、いろいろ廻りました。

 

貧しい人は農家さんが多いと単純に思い、

 

農業に興味を持ち、今の職業に至っています。

 

今、自分で考える貧困解決は

 

① 生活的貧困の解決

② 精神的貧困の解決

 

が重要だなと思っています。

 

①の生活的貧困は

 

まさに食べ物がなく栄養不足になっている人を

 

物質的支援すること。

 

これは本来でいうと、

 

世界中の食糧は足りているはずです。

 

私たち、主に先進国の人たちが

 

余って捨ててしまう食糧を

 

シェアすれば一気に解決します。

 

食べ物が保障できれば戦争も減るでしょう。

 

歴史を見れば、食べ物で争った戦争がいかに多いか。

 

そして、緊急的食糧支援が終えたら

 

農業ができる環境を

 

整えることに支援することが非常に大事です。

 

2019年にお亡くなりになった中村哲さんは

 

お医者さんであるに関わらず、

 

まずは医者よりも農業だと言って

 

アフガンの砂漠地帯に緑を復活させ、

 

農業ができる土地にしました。

 

医者として現地で診る患者さんは

 

栄養不足で病気にかかり、命を落としています。

 

だから、まずは自分たちで食べ物を作れるようにしよう、

 

そういう想いで開墾していきました。

 

自分たちですることで、仕事ができ、給料がもらえ、

 

幸せになれます。

 

物を奪い合って戦争する必要がないのです。

 

 

次に②精神的貧困の解決とは

 

物があっても、

 

不安で幸せになれないことを解決することです。

 

日本では飢餓することは

 

よっぽどのことがない限りあり得ません。

 

生活保護という恩恵があります。

 

飢餓の不安がないはずなのに

 

日本では生活に不安を持つ人がほとんどです。

 

自分が考えるに

 

「足りている」という気持ちを持てば

 

もっと精神的に楽になれるだろうなぁと思います。

 

ぼくはネパールで暮らしていたときに

 

ガス・水道は通っていませんでした。

 

薪を拾ってきて、火をおこし、料理をしたり

 

頻繁に停電になるので蝋燭を使ったり、

 

井戸から水を引っ張ったりしていたので、

 

今ある生活はなんて豊かなんだなと思います。

 

そういう生活をしてきたので初めて

 

水は大事。電気も大事。ガスも大事と思えます。

 

全部足りていると思える心を持って

 

生活すれば、意外に不安はなくなります。

 

当たり前と思わず、

 

日本すごいなぁと感謝の気持ちになるのが

 

ちょうどいい気がします。

 

余ったものは寄付できるぐらい

 

心が広い人になりたいものです。

 

世界各国で覇権争うする世の中では

 

大変厳しいですが、

 

世界各国で協力して、各国で余ったものを

 

必要としているとこへ持っていくだけで

 

どんだけ平和になるか。

 

そして、

 

他人を家族、自分事にとらえて

 

行動できるようになれば

 

一瞬で平和になれるのになぁっと

 

まずは小さいところから始めています。