おすすめ度5
難易度2
ウクライナとロシアが今大変なことになっていますね(^_^;)
プーチンのしたことは問題だと思いますが、ウクライナ=善、ロシア=悪といった西側メディアで報道されるような単純な図式で理解していいのかは疑問です。
連日ウクライナのニュースばかりですが、みなさんそんなにウクライナやロシアについて詳しいんですかね。
僕は高校世界史に毛の生えたくらいしか、この辺の地域について知らないのですが。
というか、多くの人は高校レベルの基礎知識も危ない地域だと思うのですが、何故にみなさんの関心がウクライナに向いているのか不思議です。
今回の戦争は情報が錯綜しすぎていて、極めて分析しにくいと思うのですが。
*今回の戦争は認知戦だと苫米地博士はおっしゃってますね。
まあ、それはさておいてロシア(ソ連)が歴史的にヨーロッパから攻められた苦い経験から国防上ウクライナ近辺の地域を押さえておきたい事情は知っておいていいかと思います。その上でNATOの東方拡大をどういう位置付けるべきかという話になるのでしょう。
ロシアは第二次世界大戦において数だけ見ると最大の被害をあっているんですね。*グラフの写真はwikiから
どうしても日本人は先の大戦を東京大空襲、沖縄決戦、原爆と人類の歴史でも極めて残酷な経験で終えたものだから、どうしても日本が先の大戦の最大の被害国だと思うのも自然な心理だと思います。
また、日本の戦争教育は国際関係の中でのパワーバランスがどうだったかという話よりも戦争はとにかくいけないという感情面に重きを置かれているので、先の大戦を客観的に把握するのは案外できていないように思います。
ほんと死者数だけ見るとロシア特に独ソ戦が郡を抜いてひどいのです。*戦争の悲惨さは単純に数で計れないとは思いますが、ここでは先の大戦に対する視野を広げる意味でこの話をしています。
では、なぜそんなにも多くの人が独ソ戦で犠牲になったのかに迫ったのが本書です。
スターリンが粛清しすぎていて、まともに軍をひっぱれる人がいなかったこと。
ドイツが軍事的合理性よりも極めていびつな世界観に基づいて、敵となる人種を根絶やしにしようとしたこと。
*ヒトラーがとんでもないのですが、国防軍もいろいろ問題であったと本書は論じていますね。
こういう困った事情により、泥沼の戦いになり多くの人が犠牲になってしまったことが分かります。
今世界で起こっていることを知るにはメディアの情報を鵜呑みにせず、過去の歴史を丁寧に読みといていく必要を強く感じます。
*ソ連の戦争の悲惨さを知るにはアレクシェーヴィッチの本がいいと思います。
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