今朝のラン。ようやくほぼ痛みなく走れるようになってきました。
高校生サイズの子がもちゃん2羽、岩の上でひなたぼっこ中。
急な案件で、昼休みをとるヒマもないくらい1日中ばたばた。
仕事を終えて向かった先は、国立能楽堂。何年ぶりかで狂言と能を鑑賞しました。
能楽堂は、コンサートホールと違ってぴしりと引き締まった雰囲気。
まず、野村萬の狂言「清水」。セリフも衣装もかしこまっていて、オチも簡単に予想が
できてしまうのに、それでも「来るぞ来るぞ」と思っていたところにぴたっとはまる絶妙の間合いと、太郎冠者の品のいいおとぼけぶりが楽しくて、ついつい引き込まれました。
磨き抜かれた芸ってこういうことを言うんだな。
休憩後は、能「野宮」。舞台は観客席と距離的には近いのに、流れる空気感がぜんぜん
違う。時間とか空間とかを飛び越えた、異次元スポットみたいです。
そして六条御息所役の金剛永謹の演技のすばらしいこと。
人目を惹く動きはまったくないのに、そっと手で顔を覆う所作をするだけで、そこに
苦悩する美しい六条御息所の姿がぱっと目の前に立ち現れる! 魔術みたい。
能の魅力ってこういうことなのかも。稀有な経験をさせていただきました。
鑑賞後は、おなかぺこぺこでHatonomoriへ。
フロマージュブラン、いちじくと生ハム。
ほんのり甘いフロマージュ、いちじくの自然な甘さと生ハムの塩味がベストマッチ。
キャベツとベーコンのグラタン。
鴨のアヒージョ。
〆にマルゲリータ。
よく飲み、よく食べた。ごちそうさまでした。