江の浦テラスに泊まった翌朝。
テラスから急坂を登った先にある「江之浦測候所」を見学しました。
アーティスト杉本博司が、海の見えるみかん山一帯に日本中から集めたお寺の礎石や灯籠、社、石塔など歴史的な遺物と、自身のギャラリー、アート作品を配して造り上げた一大
アート&スピリチュアルランドです。
江戸時代の石柱が置かれた参道を進むと…、
移築された、室町時代の禅寺の門が。
待合棟。
杉本博司の、海の写真が展示された100メートルギャラリー。
古代ローマの円形劇場を再現した観客席と、水面に浮いているように見える光学ガラスの
舞台。
太陽光のトンネルと、トンネルの中程にある明かり取りの井戸。
訪れてみたいと思いながら、まんぼう発出で予約をキャンセルすること2回。
なかなかご縁がありませんでしたが、春らんまんのこの時期に来られて、かえってよかった
かもしれない。
青空の下、広々とした敷地を歩くこと2時間。
はらはらと桜の散る中、まっさおな海を見下ろしながら歴史を生き抜いてきた建造物と
モダンなアートが共存するスペースにはとてもいい気が満ちていて、心がすっとしました。