蜷川実花展の後、文化会館の東京バレエ団の公演へ。

 

今回の演目は、ベジャール「中国の不思議な役人」、

キリアン「ドリーム・タイム」、

そして「かぐや姫」第一幕の世界初演。

 

「中国の不思議な役人」は、

バルトークの不協和音が鳴り響く音楽、

ダンサーたちが繰り広げる、ダークで性倒錯的な世界観が印象的…

なんだけど、正直よくわからなかったw。

 

「ドリーム・タイム」は

武満徹の音楽とキリアンの振付で、

タイトル通り、夢の中を漂っているような気持ちに。

流れるようなパフォーマンスも、

色彩を微妙に変えた墨色の衣装も素敵でした。

 

最後の演目が、「かぐや姫」第一幕。

ベジャール、キリアンの元で学んだ金森穣による振付で、

第一幕ではかぐや姫の誕生から宮廷への旅立ちまでが描かれます。

第二幕、第三幕はこれから創作され、数年かけてのプロジェクトになるとか。

7日の配役はかぐや姫に足立真里亜、道児に秋元康臣。

 

舞台は絵本を読むようにストーリーが展開する、ストーリー•バレエ。

金森さんのかぐや姫は、やんちゃで好奇心旺盛で愛らしい。

ドビュッシーの音楽にのせて

そんなかぐや姫が村の男の子道児と心を通わせるシーンが

繊細で儚くて、とても美しかったです。

来年の第二幕が楽しみ。