とーとつですが、何を隠そう私め、長年カトリック教育を受けまして、
旧約・新約聖書についても学びました。
旧約聖書に出て来るモーゼの生涯(出エジプト後、40年にわたってヘブライ人を率いて
荒れ野をさまよった苦難にかかわらず、自らが犯した過ちを神に咎められて
約束の地カナン(現パレスチナ)を目前にしながら亡くなった)も勉強(?)し、
「40年も苦労した挙句、しかもカナンがすぐ目の前だって言うのに、そこに
入っちゃならんと言うのは、いくらなんでもモーゼがかわいそすぎる!
神さま、ちょっと厳しすぎるんじゃ!?」と思ったもんです…。
えー、前置きが大変長くなりましたが、
今回ご紹介するのは、そのモーゼの終焉の地「ネボ山」です。
ネボ山頂には4世紀にモーゼを記念した教会が建てられ、その教会跡に向かう
参道をたどります。
「山」と言っても頂上のそばまで車で行けるし、その先の参道もゆるやかで、
大きな丘に散歩に行く感じでした。
参道の途中にある、ヨハネ・パウロ2世が訪問された際の記念碑。
あっという間に山頂へ。
もちろん道路や町は見えるものの、パレスチナを臨むと岩山と砂漠がはるかに続いて、
旧約聖書の時代にタイムスリップしたみたい。
ネボ山から旧約聖書に出て来る場所までの距離を示した表示板。
これによるとエルサレムまではたった26キロ! うわ、近ーい。
今は和平協定が結ばれたとはいえ、この距離ではイスラエルとの戦争、緊張関係が
続いていたときの緊迫感は大変なものだっただろうな、と実感しました。
もともとは「聖なる土地」で一つだったのにね…。
山頂にある教会跡は現在修復中で入れませんでしたが、別に設けられたテント内で
教会の写真やモザイクを見学できました。
ネボ山は、目を奪う華やかさはまったくなかったものの、独特の穏やかで静かな「気」に
満ちていて、あわびも「ここはいい所だねぇ」としみじみと申しておりました。
ここって日本でよく言われるパワースポットなのかも、笑。
これまでは約束の地に入ることを許されなかったモーゼをかわいそうな人とばかり
思っていましたが、こんなに平和な場所だったら、ここで一生を終えたのも悪くなかった…
どころか、かなり心安まることだったかもしれないなぁ、と思いました。
ネボ山からちょっとドライブすると、マダバの町へ。
この町には5世紀くらいから残る教会がたくさん残っているそうですが、
私たちの行ったのはギリシャ正教の聖ジョージ教会。
この教会には、6世紀のパレスチナの宗教絵地図がモザイクで描かれています。
素朴な絵柄ですが、歴史的な意義はとても大きく、この絵地図のおかげで
イエス・キリストが洗礼を受けた場所などの史跡が特定できたそうですよ。
旧約・新約聖書についても学びました。
旧約聖書に出て来るモーゼの生涯(出エジプト後、40年にわたってヘブライ人を率いて
荒れ野をさまよった苦難にかかわらず、自らが犯した過ちを神に咎められて
約束の地カナン(現パレスチナ)を目前にしながら亡くなった)も勉強(?)し、
「40年も苦労した挙句、しかもカナンがすぐ目の前だって言うのに、そこに
入っちゃならんと言うのは、いくらなんでもモーゼがかわいそすぎる!
神さま、ちょっと厳しすぎるんじゃ!?」と思ったもんです…。
えー、前置きが大変長くなりましたが、
今回ご紹介するのは、そのモーゼの終焉の地「ネボ山」です。
ネボ山頂には4世紀にモーゼを記念した教会が建てられ、その教会跡に向かう
参道をたどります。
「山」と言っても頂上のそばまで車で行けるし、その先の参道もゆるやかで、
大きな丘に散歩に行く感じでした。
参道の途中にある、ヨハネ・パウロ2世が訪問された際の記念碑。
あっという間に山頂へ。
もちろん道路や町は見えるものの、パレスチナを臨むと岩山と砂漠がはるかに続いて、
旧約聖書の時代にタイムスリップしたみたい。
ネボ山から旧約聖書に出て来る場所までの距離を示した表示板。
これによるとエルサレムまではたった26キロ! うわ、近ーい。
今は和平協定が結ばれたとはいえ、この距離ではイスラエルとの戦争、緊張関係が
続いていたときの緊迫感は大変なものだっただろうな、と実感しました。
もともとは「聖なる土地」で一つだったのにね…。
山頂にある教会跡は現在修復中で入れませんでしたが、別に設けられたテント内で
教会の写真やモザイクを見学できました。
ネボ山は、目を奪う華やかさはまったくなかったものの、独特の穏やかで静かな「気」に
満ちていて、あわびも「ここはいい所だねぇ」としみじみと申しておりました。
ここって日本でよく言われるパワースポットなのかも、笑。
これまでは約束の地に入ることを許されなかったモーゼをかわいそうな人とばかり
思っていましたが、こんなに平和な場所だったら、ここで一生を終えたのも悪くなかった…
どころか、かなり心安まることだったかもしれないなぁ、と思いました。
ネボ山からちょっとドライブすると、マダバの町へ。
この町には5世紀くらいから残る教会がたくさん残っているそうですが、
私たちの行ったのはギリシャ正教の聖ジョージ教会。
この教会には、6世紀のパレスチナの宗教絵地図がモザイクで描かれています。
素朴な絵柄ですが、歴史的な意義はとても大きく、この絵地図のおかげで
イエス・キリストが洗礼を受けた場所などの史跡が特定できたそうですよ。