吉倉明里 official blog **

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生きとるって素晴らしい!



プラズママニアPetite Play Vol.1
「空想ノスタルジア」




1/19の千秋楽をもって
全公演が無事に終演致しました!








ご来場いただいた皆様
本当にありがとうございました。





当日、パンフレットのメッセージにも
書かせてもらいましたが

 

何考えているかわからないくらい
おっとりしているけど
心は強く優しい女

それがキコであり
わたしだそうです。




みなさんにはどんな印象だったのかなー?




いわゆる、稽古らしい稽古をほとんどしなかった今回の作品。なぜなら、役がそれぞれのパーソナルにとても近いから。だからこそ、4人の関係性や空気感を深めたり、合わせたり、というような作業をとっても密に重ねることに時間をあてるという選択を脚本・演出・出演のたにけんさんがされたから。



だから今思えば、作品を演ってる時と、普段のなにげない日常会話の4人にほとんどギャップがなかった気がします。まさに役柄の関係性って感じで。



わたし個人的なお話をすると、今回キコという役は、理不尽と戦う3人を信じて支えて見守る役でした。だから、稽古はじまってから、ずっと3人を見守ってました。信じてました。笑顔を届けました。

初舞台の時とは全く違う環境、心境だったなー。

自分がどう、ということより3人に目を向けて心を向けてる時間が多かったし、ほとんどの時間をそこに使ってたかな。


だから、キコのあり方とか、キコとしての見せ方とか、セリフの言い方、、、本番の迎え方、何もかも実感が湧かず、想像がつきませんでした。

たぶん、それって不安なことなはずなの。

もちろん、「このままでいて大丈夫かな?」って思うこともあったよ。



だけど、やっぱり信じる力って偉大!(笑)


初舞台で育ててくださったたにけんさんは、絶対にないがしろにしない方って信頼があったし、今やるべきことをわたしなりに見つけてやってるのをたにけんさんはすぐ気づいて「それでいい」と言ってくださるから、きっと大丈夫なんだと思えてたんだよね。



何度も何度も稽古を重ねることもたしかに効果を生むこともあるんだろうけど、回を重ねなくてもやりようによっては効果を生むことを前回のゴルキラで経験させてもらってたから。



最後のセンセイとキコのシーン。
小屋入りして本番の前に初めて通したなんてほんとうそみたいで思い出深い。初めてやるから、舞台の前の椅子に台本並べて二人でちょこちょこ確認しながら(笑)

その数時間後に本番迎えるなんて(笑)




それでも、土台を作るあの時間がなければ、この作品に必要なわたしたちの関係性と空気感はできなかっただろうし、あんな素晴らしい光景を、千秋楽を迎えることはできなかったんだろうなって。



たにけんマジックなんだよなーほんと(笑)






そういう時間がたくさんあったからこそ、今回はわたしは自分のことはさておき3人に目を向けてたんだなーと。キコの役目に近い心境に自然となってたんだなーって。

自分のこと考えることほぼなかった(笑)


だから、本番は自分のお芝居に対して「これで大丈夫なのかな?」って漠然とした疑問はあったけどね(笑)





でも、わたし、座組のみんなのことを恐ろしく信頼してたから、きっと信じてくれてるっていう自信もあったんだよね。だから、わたしが思うキコを演れたし、それを受け止めてくれる3人がいた。




 
あんな小さな会場で、毎日毎日変わるコンディション(役者もお客さんも)、空気感に左右されやすい環境でもあるから、その日その日でセリフへの思いや感じ方が変わりやすくもあって。

その、微妙なちがいをキャッチボールしてるようなそんなシーンのやりとりがとっても楽しかったな。とくに、センセイとのシーンはわたしたち毎日違ったと思うの(笑)
それって、わたしがお芝居の楽しいと思ったとこのひとつだし、それがあの会場によってさらに顕著に感じられて、あそこであの座組とできたことが、楽しかったなー。




年末に飲み会のノリで決まった今回の舞台。
たにけんさんにとって思い入れのある「プラズマニア」という劇団を、東京でも…!という思いになるきっかけに少しでもなれたことも嬉しいし、その第一歩に関われたことはとても光栄だし、今回の3人とのかけがえのない出会いに感謝。


あんな短期間で、わたしたちのパーソナルに寄り添ったとっても素敵な言葉に溢れた作品を書き上げてくださったこと。こんな未熟なわたしたちの活躍の場を整えてくださったこと。いつでも愛を持って接して育ててくださったこと。時には一人の役者としてまっすぐ見てくださったこと。本当に感謝してもしきれません。





2回目の舞台。こんなに早く踏めるなんて、これまたびっくりだね!(笑)
次こそいつになるかわかんないし、次があるかはわかんないけど、縁さえあればきっとその日は訪れるはずだから。




ずっと3人を見守ってて、どこか冷静で客観的な自分でいることが多かったから、本番を終えた時どんな感情でいるんだろうってまったく想像もつかなかったけど。全然想像してなかったくらい、思い入れてた自分に千秋楽のカーテンコールで気付かされました。


座組の3人の言葉を聞くだけで涙が止まらなくなるあの感覚。幸せな瞬間でした。こんなにも、座組のみんなの言葉が胸に響く自分が大好きだと思える瞬間でもありました。



そして、毎回の舞台から見える光景は本当に素晴らしかった。わたしが見てた舞台から向こう側には、「あのこと」が起こった世界が広がっていたんだけど、その窓の手前にはぽっかぽかの客席がわたしを支えてくれてました。おもちゃの指輪を探して見つけたセンセイとの思い出のように。今も脳裏に


焼き付いてる光景です。


本当に温かった、、、、








ゴルキラで出会って、こんなにすぐに共演できたかいちゃん。本当に負けん気の強い、一生懸命で素直な子。向き合いたくないものを抱えていて、イクコと自分を重ねてたくさんもがいて葛藤してて。本当に苦しかったと思う。けど、本番のイクコは清々しいほどに理不尽と戦う様を見事に演じ切ってた。かっこよかったなー。
「センセイはどうしてこんなわたしに付き合ってくれるの?」
のイクコが個人的にめっちゃ好きで(笑)
可愛くて可愛くてたまらないんだーーーー






今回初めましてのしーちゃんは、すごく察しのいい子。自然と誰かにとって支えになる言葉をかけれたり、そういう行動ができたり。すごく優しい子。あんなに苦しくて辛い役柄だったけど、優しさをもって丁寧に丁寧にムツミになろうとしてる姿が印象的でした。すっと懐に入ってくる、もしかしたら、こちらが懐にに入れたくなってるだけなのかもしれない(笑)そんな不思議な雰囲気をもってるなー。しーちゃんの隣はいつもほっとできる場所でした。







たにけんさんのことは、ここまでにたくさん語ってるからいいかな?(笑)

人を楽しませようとする心意気が素晴らしい人。そして、思いをいつもまっすぐ伝えてくれる人。時には照れくさいほどに!!!たにけんさんといると不思議と自分も素直になれる。まさか、たにけんさんに作品を書いていただけるなんて、まさか、共演できるなんて、想像もしてませんでした。キコを生んでくれて、出会わせてくれて、ありがとうございます。この作品、希子、そしてこの3日間はかけがえのない宝物です。






この作品がみなさんにとってどう映ったのかは、みなさんそれぞれだと思います。表現に関わる限り直面すること。全員に好かれるものを作ることはきっと無理です。でも、この作品への思いや、それぞれの心待ちや努力など、小さくても何かどこかひとつでも届くものがあれば最高に幸せです。




理不尽は生きていれば毎日のようにぶつかることです。ネガティブな力ってとっても大きく感じやすいです。でもね、それと同じくらい幸せなことってたくさんあると思うの。小さい幸せをひとつでも見つけて、「ああ、幸せだな」って思う瞬間をたくさん作って、理不尽に負けないように、なるべくなら笑って過ごして欲しいです!





本当に本当にご来場いただいた皆様
ありがとうございました!


またどこかでお会いできますように*






希望の子
希子役 吉倉明里