こんにちは、黒猫ろんと飼い主AKRです。

 

先日12月3日に、ろんと出会って6周年記念を迎えましたお祝い

 

そして同日12月3日は私の幼馴染の誕生日、そのすぐ後、12月8日はわたくしAKRの誕生日、そして12月といえばクリスマスクリスマスベル…大晦日絵馬…と、個人的には12月はいろいろとイベントづくしで、心がソワソワしております。

 

さて、そんな12月ですが、我が家にはもう一つ、年に一回訪れる重大なイベントが。

 

ワクチン接種です

 

ろんの健康のため…という意味でも重要なイベントですが、

とにもかくにもろんがメチャクチャ嫌がって全力抵抗!全く連れて行かせてくれないという点でも非常に難易度の高い重要ミッションなのです。

 

最初の方は、キャリーバッグに入るのも、車に乗るのも、病院へ行くのも決して嫌いな子ではなかったのですが、以前一度病気になりかけて5日間入院をしたことがあり(※黒猫ろんと暮らしたら1巻の長編エピソード参照)

それ以降キャリーバッグに入れられてどこかへ連れて行かれるのが怖くなってしまったようです。ねこにもトラウマってあるんやね…。

 

曇り 曇り 曇り

 

さて去年は、例年使っていたプラスチック製のハードキャリーをやめて(←カチャッと音がするだけで逃走していたので)新しい布製のリュック型キャリーに変更したうえで、このキャリーで家の中や庭をさんぽしておでかけへの恐怖心を和らげておくという、事前準備を念入りにした作戦を実行。

 

念入りな準備の甲斐もあり、比較的スムーズに病院に連行することに成功しましたが途中で「これいつものさんぽじゃない!」と気づいた彼は「フニャ〜〜〜ン…!フニャ〜〜〜ン…!」と哀れな鳴き声をあげて運転席の飼い主に抗議をし、

無事に終わって家に帰ってきたら全身全霊でふてくされ「もうボクは誰も信じない」オーラをかもしだし飼い主を困惑させるという結果になりました。

 

※ちなみに写真を撮っているのは来年の連行作戦を立てるときに参考にするためです。

 

曇り 曇り 曇り

 

去年はこういう感じに終わったので、今年はもう素直にキャリーに入ってくれないだろうな〜と思い、今年はおやつ(ちゅ〜る)で気を引く作戦を実行することにしました。

実行日は昨日(12月12日)です。

 

作戦は至って原始的。キャリーの中に入らないとちゅ〜るを食べられないようにして、ちゅ〜るに釣られて入ってきたら入り口を閉めてしまうというもの。

 

こんな見え見えの罠にかかるかな?と心配していたものの、抗えぬちゅ〜るの香りに導かれ、めちゃくちゃ普通にグイグイ入ってきました。こんなに単純で大丈夫かこの子は?と心配になりつつも、急いで入り口を閉めたところで、今年も嵌められたことに気づき「フニャ〜〜〜〜ン…!ア〜〜〜〜〜…!」と哀れっぽい声で抗議をはじめるがもはや後の祭り。

「ハイハイ、ちゅ〜る食べる?」となぐさめられつつ、今年も病院に連行されるのでした。

 

ちなみにちゅ〜るを差し出しても、そんな場合じゃねえ〜!と言わんばかりに無視されてしまい、飼い主の脳裏には「笹食ってる場合じゃねえ」でお馴染みの塀を飛び越えるパンダが思い浮かんでいたのでしたーー。

 

※イメージ図

 

去年は私の愛車の助手席に乗せて行ったのですが、今年は少しでも恐怖を和らげるために撫でたり声をかけたりし続けてあげようと思い、うちの父親を「今日暇なら来て。車出して」と呼び出し、

父の運転する車の後部座席でろんinキャリーを揺れないように支えたり、からだを撫でたり、話しかけたり、ビビっておしっこチビってないかチェックしたりと甲斐甲斐しく世話を焼いていました。

 

最初は私の横にキャリーを置いていたのですが、私の足と触れている方に向かってグイグイと顔とからだを押し付けていることに気づいて、言葉に出来ない庇護欲に襲われ、途中からはキャリーを太ももの上に乗せてギュッと抱きしめていました。

 

なお、キャリーの下側は滑り止め防止に硬いトゲトゲがついており、ろんさんの体重は約8キロ(病院で測った実際の体重は7.9キロ)なので、太ももが痛かったことをここに記しておきます。来年は緩衝材を持っていこうね。

 

しばらく「ちゅ〜る食べる?」と差し出しても「それどころじゃねえ」状態だったろんも、飼い主の体温やしつこいほどの撫で撫でに安心したのか、走り出して20分くらい経つと「そんなに言うならもらいましょうかね…」と言わんばかりにチビ…と舐めだし、すぐさまベロベロと貪るように食べはじめ、あっという間に完食し、満足げに舌なめずりをしていました。

一気に元気になったな…この子…とちょっと半目になってしまったものの、恐怖心が薄らいだなら良かったと一安心。

 

 

その後は、数分に一度、飼い主の顔に向かって、キャリーの入り口から顔を出してくるので、その鼻に自分の鼻をくっつけてあげると安心したようにまたキャリーの中へ戻っていく…という謎の確認行動を繰り返しつつも、とくに怯える様子はなく。

 

病院に着いてからもシラ〜っとした顔でおとなしく待合室で待機をし(もともと、どこかへ連れられていくことが怖いだけで、この病院やワクチンが怖いわけではないので、病院でおとなしいのはいつもどおりなのですが)

先生に元気にしてた?と可愛がってもらいつつワクチンを打ってもらい、「くろあんくんを動物病院で保護した経緯のエピソード(新作)」を聞かせてもらい(毎年小出しで新情報が出てくる)

そのまま上機嫌で帰宅するのでした。

 

今年は、道中の恐怖心を軽減できたことが大きかったのか、家に帰ってもとくにふてくされることもなく、いつもどおり「ボクなにごともありませんでした」みたいな顔をして家中を闊歩していました。

 

というわけで、今年の重大ミッションは大成功となりました。

長々と日記にお付き合いいただきありがとうございました。

 

おしまい。

 

 

虹 蛇足 虹

 

ハードキャリーの音にビビってしまっていることも買い替えの理由の一つですが、

災害時に8キロの重さのろんさんと一緒に避難することも考え、長時間の移動でも重さに耐えられるようにリュック型に変えました。

 

 

布製は耐久性が不安でしたが(以前重みで底をブチ破ったことがある)、耐荷重が大きいワンちゃん兼用っぽいものを購入し、今のところシッカリバッチリろんを支えております。

 

今までのハードタイプのキャリーは正直、肩がはずれそうになりながら持っていたのですが、両肩と腰にベルトがつけられるおかげで、超・快適に運搬できております。

 

あと個人的にすごく良かったのが、ポケットがついていること!

 

今までキャリーをえっちらおっちら両手で持ち、財布や診察券の入ったカバンを肩からずり下げながら病院へ這う這うの体(ほうほうのてい)で行っていましたが、

リュックタイプに変えてからはサイドのポケットに診察券やら財布やらなんやら全部入れて、フリーハンドで移動ができるようになりました。超・快適です!

 

サイドにポケット2コついてる

 

飼い主(身長155cm)が背負ったときはこんな感じです。

 

 

飼い主のからだと比較するとけっこう大きいのですが、ろんにはちょっと小さいかもしれない。でもこれ以上大きいのは背負えないので許してほしいところ。

 

ちなみに反対側のポケットにはペットボトルとか水筒とかを入れられるようになっています。

私は何も入れてませんが、ペットと一緒におでかけしたりするひとにはいいかもしれない。あと災害時に避難するときにもペット用の水とかいれたりできるのかも。

 

あとですね、私がこのリュックを買った決め手が、災害時の避難所生活になったときとかに、ちょっとだけスペースを拡張できることです。背負っている方の面が折りたたみ式になっていて、広げるとスペースが約2倍になります。

まあ2倍になっても体のデカイろんさんにはまだまだ狭いんですが…。

 

以上、リュック型キャリーのレビューでした。

以前twitterで、リュック型買った〜とつぶやいたときに、使い心地が気になると言っていた方がいたので…。参考になれば幸いです。

 

ちなみに私が購入したのはこの商品です。

「体の大きいろんさん+非力な飼い主」という我々の関係としてはかなり良い選択ができたのでは…と思うのですが、体の小さい子にはどうなんでしょうか…?

これの他にも、リュックタイプはいろいろ種類があるので、サイズとか経験とか踏まえつつ、ご検討ください!

 

 

 

ほんとにおしまい。