日本では話題すらならないのにイギリスでは論争になる。 | ビバ!!イギリス 毎度です。

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ロンドンのなにげない日常のひとこま

今年のサーペインタイン・パビリオンは、石上純也氏が手がけることになった。

最近は訪れていないが、今年は行こうかなーと思っていた。

 

完成のイメージ図をみると、スレートを使って屋根のようにして、それを地面から浮かした作品で、スレートは、イギリスでも馴染みのある素材であるし、なんだか面白そう!という印象だった。さて、問題は、作品以外で起こった。

 

日本では当たり前の人材募集をしたのが、イギリスで問題になったのだ。

 

それは、サーペインタインのパビリオンのために、日本で働くインターンに給料を払わないこと。

 

1.給与なし

2.毎週6日勤務

3.勤務時間 11時から深夜

4.採用期間 2,3ヶ月間(それ以上)

 

さらに、インターンは、自前のパソコンとソフトウェアを使用してくださいとのこと。

(パソコンとソフトウェアぐらいどうにか会社からでないものか・・・)

 

自前のパソコンって、セキュリティ面を考えたら、安全対策大丈夫なんかいな?

こんな条件だとしても、日本では働きたい人はいるはず。学生ならなおさらチャレンジしてみたいと思うだろう。

 

しかし、日本以外にも向けて募集をかけたのなら、採用された外国人には厳しい条件だ。

現実的に数ヶ月日本で生活するには無理すぎる。

 

掛け持ちバイトもできないだろうし?!

路上生活じゃないと、家賃も払えないじゃないか。

インターンとはいえ、拘束時間も正社員・・いや・・実際はそれ以上になることも想像できるし、これでは人権問題になってしまう!

政府主導の「働き方改革」とやらは、どうなったんだーー!

 

 

石上氏のスポークスマンは、回答した。

 

サーペインタインがお金のサポートしてくれる部分は、

このプロジェクトと、コミッションワークだけだという・・・・・

 

どういうお金の契約が結ばれたがわからないが、

プロジェクトに関わる人材も、人件費としてプロジェクト費にいれられなかったのか?!

もしくは、人件費も含めて強く交渉すればよかったんじゃないか?

 

インターンが当たり前に使われているのは知っている。

彼らにとってもいい経験になるのもあるだろう。

でもこの募集では、日本で親の家暮らしか、親の金サポートありの子・・・生活できる貯金がある人くらいしか、応じられる人材はいないんじゃないか?

 

数ヶ月、無給で働いても生活に困らない子にチャンスがあるのと同時に、そうじゃない子にも

チャンスを与えてほしい・・・とも思うのだが、そうなると、有給のインターンということになる。

 

 

2013年にパビリオンを手掛けた藤本壮介氏は、無給のインターンを使うことに対して

日本で働けることは、「nice oppotunity」といったらしい。

壮介さんが言ったことは、確かにそうなんだけれども・・・・。

 

いまや、名のある会社が、海外の安すぎる賃金やひどい労働環境、待遇で、現地の人を使っていることに対して搾取しているとして批判され、似たような問題が露呈するたびに、名指しされた会社が謝罪文と改革を約束するくらい、フェアではない労働条件に敏感に反応する人々がいることもあり、

 

サースペンタインからオファー受けるくらいの事務所が、労働をただで使うことに関しては、

厳しい目で見る人がまあまあいるということである。

 

サーペンタインは、こういう労働面もしっかりした会社を選ぶべきだったという声もある。

インターンといえども無給で搾取する?!会社に、依頼すべきでないという意見もある。

 

いろんな意見があるので難しい問題だが、

日本では問題にならないことなのは承知でいわせてもらうと、

やはり、それなりの条件と定時で帰れない拘束時間を提示するなら、パートとして最低賃金は出すべきである。

 

 

海外でも募集かけるには、日本の当たり前が通用しない場合もある。

 

日本の働き方改革!もっとがんばっておくれよー。

 

 


追伸・・・・

サーペインタインによると、

サーペンタインのプロジェクトに関わる人々には賃金が支払われることが決まったようで、

支払いは交通費も含まれるようですし、これで、根深い問題が解決されたわけでないが、

サーペインタインのプロジェクトに限り、ひとまず解決でしょうか。