昨日は、2回目の泌尿器科来院の日でした。
私の通っていたレディースクリニックでの検査から数えて3度目の精液検査をして、
それと併せて前回の検査結果を聞きました。
(前回検査内容はコレです↓)
http://ameblo.jp/akochocola/entry-10063019459.html
結果、やはり・・・
・おたまくんは2回目、3回目の検査ともに、0匹。
・精索静脈瘤は認められない。
・FSHの値がかなり高い(21)。
ゆえに、造精の過程で、どこかうまくいかないと考えられる。
(造精がうまくいってないから、ホルモンが出すぎてしまうのだそう)
・染色体の検査で異常があった。
こまかい話はちゃんと覚えられなかったけど、XとかYとかの染色体のどれかが、
重複しているのだという。
欠損している人は割りとよく見かけるが、重複は見たことがない。(と先生はおっしゃった)
ただ、欠損している人も、必ずしも男性不妊とは限らず、正常な精子の人もいる。
でも、何らかの因果関係はあると考えられている。
とりあえず、重複っていう症例は初めてなので、どんな影響があるのかについては
調べてみます、とのこと。
えーーー、見たことないって、何それ?!なんか恐ろしいんですけど。。
そういう結果でした。
先生に言われたこと。
『7、8年前だったら、ここまでの検査で、
「お子さんは諦めてください」
になっていました。
ですが、医学の進歩で、顕微鏡下精子回収術(=MD-TESE)ができるようになりました。
日本で初めてこの方法で、顕微授精による子供が産まれたのが1999年。
(え?そんなに最近だっけ?!と私はその時思いました・・・
私の記憶では、1994年くらいと思っていたんだけどなァ。)
けれど、MD-TESEでも、今のところ精子が見つかる確率は4割。
(この数字は話を聞く前から私の頭の中をぐるぐる廻っていた)
うまく精子を回収できたとしても、そこから先、
受精して、受精卵が分割して、そして子宮に戻して着床する、
という段階があり、乗り越えなければならないハードルは山ほどあります。
医学の力を借りてできるところまでやってみるか、
2人の人生を選ぶか、
または臓器移植と同じように、精子提供を受けて
非配偶者間人工授精を試みるか
(でも、ほかの臓器とは意味合いがちょっと違ってしまいますが)
ご夫婦でよく話し合ってみてください。
MD-TESEは私のところでもできるし、別の先生を探してもいいし、
いろいろ調べてみてください。』
と、だいたいこんな感じのことを言われました。
「唯一の望みは、MD-TESEである。」
という事実ははっきりわかりました。
ま、それは言われなくても、だいたいそうだろうと思っていたけど・・・
それなりに覚悟していたからか、意外と私たちは冷静だったと思います。
(平静を装ってただけ?)
しかし、AID(非配偶者間人工授精)を臓器提供と同列に扱うとは、
私には意外でした。
うーん、他の人の体の一部をもらうという点では、同じことなのでしょうか
なんとなくしっくりきません。。
考えてくださいと言われたけど、私たちの心は決まっています。
できるところまでやってみる、つまりTESEにトライすること。
善は急げ。
昨晩、メールを送りました。
だんなちゃんが、TESEをやるなら、この先生、と決めていた先生にです。
簡単に私たちの今の状況と、TESEをお願いしたいという内容。
藁にもすがる思い、というのはこういう時に使うのかなぁ。
今日はまだ返事がきません。
メールを受信するたびにドキドキしてしまいます。
私たちは、負けないぞ。